あめりか物語 (講談社文芸文庫)

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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061982130

作品紹介・あらすじ

明治三十六年荷風二十四歳から明治四十年二十八歳まで四年間のアメリカ見聞記を二十四篇の小説に収める。渡航中の情景を描いた「船房夜話」、癩狂院に収容された日本人出稼ぎ労働者の無惨な話「牧場の道」など。異国の風物に対峙した荷風の孤独感、鋭い感性と批評精神溢れる新鮮な感慨は、閉塞した時代に憧憬と衝撃を与えた。『ふらんす物語』と併称される初期代表作。

感想・レビュー・書評

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  • 煌びやかなアメリカへの憧憬と突きつけられた現実。
    人間の生が息づいている。 観察眼に優れていて内面は深く豊かな考察をしながら、その表現は鮮やかで鋭い。

  • これは小説なのか、エッセイなのか?

    若き日の荷風だからか、ふつうの散文であったり候文でひとつの作品を通してみたり、あるいはまた、完全に小説という形で作られたものがありエッセイとしか読めない文もあったりと、いろいろ実験的な作品集なのかもしれない。それぞれの短編も出来がよくないものもいくつかある。

    当時1900年頃にアメリカへ向かった日本人のリアルな姿を知る格好の資料となるだろう。

    ボードレールに言及する場面がしばしばあったのは、ボードレールの耽美的あるいは退廃的な詩文に荷風が多大な影響を受けていたためだろうか。

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著者プロフィール

永井荷風

一八七九(明治一二)年東京生まれ。一九〇三年より〇八年まで外遊。帰国後『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表。五九(昭和三四)年没。主な作品に『ぼく東綺譚』『断腸亭日乗』がある。

「2020年 『吉原の面影』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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