戦後短篇小説再発見2 性の根源へ (講談社文芸文庫)

制作 : 講談社文芸文庫編 
  • 講談社
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本棚登録 : 108
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061982628

作品紹介・あらすじ

人間の内奥に潜む性の魔力-戦時下の性から現代の突端の光景まで、エロスとしての人間に肉迫する11篇。

感想・レビュー・書評

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  • 性に対して男性は美しく描いたりとどちらかと言えば好意的に描いているが女性は不安や嫌悪を含んで描いていてその対比が面白かった
    そう思うと作家同士のセックスって全然気持ちよくなさそう!

  • 2018/11/3購入

  • 第2巻は『性の根源へ』。収録されているのは坂口安吾、武田泰淳、吉行淳之介、野坂昭如など。比較的新しめなのは村上龍か。
    昭和エロス的な泥臭い雰囲気の作品が多めの中で、村上龍と河野多惠子の2人は雰囲気が異なる。村上龍は他に比べて新しめなのが、河野多惠子は女性の視点から描いているのが理由だろう。
    野坂昭如の文章は特別好きだとは思わないのだが、読んでいると独特のテンポとどぎついモチーフについ引き込まれる。本書に収録された『マッチ売りの少女』もそう。

  • これは優れたアンソロジー。年代別に並べているのだが、一気に読むと、上手いDJのプレイのようなグルーブを感じる。
    いきなり安吾でグワッとフロアを沸かせ、こんな曲あるんだ、というレア曲あり、野坂のディープな曲あり、中上でもう一度盛り上げる…。

    で、こうくると村上龍の「トパーズ」からの一篇はやっぱり弱い。

    ベストトラックは、中上健次「赫髪」→富岡多恵子「遠い空」の流れ。
    昭和の「エロス」だけでない「性」の深淵。

  • 女性作家と男性作家で書き方の違いがあって面白い。
    「もの喰う女」といい「蜜の味」といい食とエロスというとこうなるよね。普通は。やはりカニバリズムは一般的ではないのか……。ただ女性の食事が扇情的だというのは、やはりと思う。
    関係ないけど、女性一人称でのエロを男性が書くというのが宇能の系譜なら村上龍はそれをトパーズで受け継いでるんだなぁ。

    未所有

  • どれかひとつ選ぶとすると富岡多恵子「遠い空」かな。

  • このシリーズはなかなかよくて、久しぶりに読んでみました。中上の「赫髪」」、武田泰淳「もの喰う女」、野坂昭如「マッチ売りの少女」など、すばらしいライナップです。しかし、なんといっても前も衝撃をうけたのだけれど富岡多恵子の「遠い空」が、不気味で恐ろしくてよかった。

  • 安吾『戦争と一人の女』無削除版収録。他にも泰淳『もの喰う女』野坂『マッチ売りの少女』中上『赤髪』古山『セミの追憶』など掛け値なしの佳品揃い。本シリーズの中でも1、2を争う面白さです。

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