百けん随筆 (1) 講談社文芸文庫

著者 :
制作 : 池内 紀 
  • 講談社
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本棚登録 : 76
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061982826

作品紹介・あらすじ

夏目漱石に私淑しその門下となった内田百〓の随筆「立腹帖」「高利貸に就いて」「無恒債者無恒心」「入道雲」「羅馬飛行」「百鬼園先生言行録」「鶴」「一等旅行の弁」「馬食会」「玄冬観桜の宴」「土手の東雲」「億劫帳」など十九篇を収録。軽妙、奇抜、ユーモアに溢れ、俳諧精神に裏打ちされた独得の文章で綴る百鬼園先生の代表的エッセイを池内紀編集により二巻に収める。

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • 人に読ませることを常に意識している印象。それは出版物である以上の最低条件なのだけれど、それでも強くそう感じられた。穏やかな理性と知性。『東京日記』のその二十一にある「さっきの騒ぎもこのお皿の中の御馳走のにおいであった様な気がし出した。」って表現が素敵。続く二十二、二十三も幽かなほの怖さを味わわせてくれてニヤリ。

  • 先生いい味出しまくり
    怖いところは好きじゃないけど、それ以外の独白的な所が大好き!丸坊主でも意外となんとかなるのよ、って気がしてくる。
    戦中の家が燃えるところや、戦後の円が変わるところは価値観が変わるだろうなあと思うけれど、なんとかなるものさ、と先生流のいなしかたが良い。
    しかし耳が動くほど怒ったことはないなー

  • なんかこう、どこかに向かう電車の移動中とかに読んでると
    飛び降りてどっかに行きたくなっちゃう本なんだよね。
    この黒を白って言い張っちゃう弁論術っていうか、
    まあ見方を変えればただの子供のへりくつなんだけど…
    とにかくこのパワーがすごく面白い。

    特にすきなのが借金の話で、私はこの人にここまで言われたら一生お金を貸し続けてしまうかもしれないなって思った。
    しかしこれだけ読んでいると大へそ曲がりみたいなのに、内田百閒って色んなところで愛されてて面白い。いいな、同じ時代を生きてみたかったです。

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