私という謎 寺山修司エッセイ選 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 95
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061982871

作品紹介・あらすじ

短歌、俳句、演劇…さまざまなジャンルで煌めく才能を発揮し、四十七歳で逝った寺山修司の詩的感性が横溢するエッセイ集。偏愛したボルヘス、夢野久作、フェリーニ等についての洞察、自叙伝、芝居、競馬等のエッセイを収録。

感想・レビュー・書評

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  • 1つ1つ別のエッセイなのに、全部で一つの「寺山修司物語」。

  • 寺山修司さん実は初挑戦。選書ミスか?今の私はのめりこまないなぁ。荒れてるときに無性に飲みたくなる強いカクテルみたいに、「…今はいい。」と言う感じ。

  • 寺山修司のキーワードは「変装」、「逃亡」、「過去」、「記憶」、「捏造」、「母(地獄)」などだと思うがこの本を読んでもう一つ「円環性」というのが加わった。

  • 科学的にあつかわれたものが自然であるのに対して、作詞されたものこそが歴史である。

    コラージュとしての私などというものは所詮、言葉遊びに過ぎない。

  • 死はもしかすると一切の言語化の中に潜んでいるかもしれない。
    私は神よりも人生の方を、人間のすることを信じるよ。私はまだ負けたわけじゃないが、人生と私のあいだにあるのは、絶え間のない闘争なんだ。たぶん、人生の方では私を死なせようと考えているだろう。しかし私はまだまだそんなときが来たわけじゃないと言いながら闘っている。
    非力な人間ほど神に近づこうとする。
    私より少し先を行く影が不意の死とぶつかる。しかし本体はまだ死にたくないので巻き込まれまいとして葛藤する。切り離そうとしてもどこまでもついてくる私自身の影からの逃走。人生なんて案外そんなゲームなのかもしれない。

  • 寺山のエッセイ選。
    第一部ではレビュー的なもの。
    小説から映画まで幅広く網羅されている。
    ボルヘス・ピンチョン・フェリーニなど自分の理解を超えたモノを寺山が優しく解説してくれていた。
    目から鱗。
    この人の読解力はやっぱり凄い。
    見る目が違う。
    自分ももう一回チャレンジする。
    第二部はもう少し趣味的な思い出話。
    ここでは衝撃の告白が。
    彼は下宿していた伯父の家で伯母と姦通しまくり、その結果伯父が発狂して首を吊ったそうだ。
    ・・・。
    この人の業はどうなっているんだ。
    第三部は幼少期から青年までの自分語り。
    しかし最後にまさかの展開。
    「田園に死す 手稿」というテキストなんだけど、それを読んで混乱してしまった。
    そのまま続く解説を読んでもどうもすっきりしない。
    そして年譜を読んで少し安心した。
    この人が自分の話をする時は要注意だね。
    この本が無ければ騙されるところだった。
    秀逸な解説と詳細な年譜がなければ、そのまま寺山を捨てていたかも知れない。
    「田園に死す」の映画、絶対観る。
    この人はまだまだ底が知れない。

  • 返却期限が来てしまったので途中でやめました。とほほ。 またぜひ読み返したい本。寺山修司の文章は、けして楽に読めるものではない(と思う)のに、どうしてこんなに引き込まれるんだろう。

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著者プロフィール

1936年青森県生まれ。83年、敗血症により逝去。早稲田大学中退後、歌人、詩人、小説家、劇作家、劇団「天井桟敷」主宰者など、独創的な発想でマルチな才能を発揮。「書を捨てよ、町へ出よう」など著書多数。

「2021年 『花嫁化鳥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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