ファウスト(上) (講談社文芸文庫)

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本棚登録 : 102
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061983205

作品紹介・あらすじ

神ならぬ人間の身で世界のすべてを究めたい欲求に憑かれたファウストは、悪魔メフィスト‐フェレスと契約を結ぶ。文豪ゲーテ畢生の大作が柴田翔の躍動する新訳で甦る。

感想・レビュー・書評

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  • 現代語訳の決定版とも言える。
    森鴎外訳が一番情緒があって好きだけど、読みやすさで言えば、この柴田翔訳は絶品。
    この世に存在する唯一の世界文学とも言える本書、読んだことがない人は、是非この柴田翔訳でどうぞ。

  • 一言で言えば宇宙。善悪の1一面的世界が取り払われた超空間が表現されている。悪魔と契約したファウストは俗世の人間と触れ合い、傷つき、傷つけ、様々な思いを綴っている。悪魔はそんな様を見ても動じず、むしろ主人公をそそのかそうとする。その波のせめぎあいのようなやり取りに胸が打たれた。また、ゲーテの華麗巧みな比喩表現が胸に響いた。

  • 本書を読んだ上で、原典に当たるのが一番か。

  • 赤塚図書館海外文学ゲ

    誰しも生きるは人生なれど、人生知るものは数少なしp20道化のセリフ

    俺が仮にも将来ある瞬間に向かい
    留まれ!お前はあまりに美しい!と言ったなら
    もう俺はお前のものだ
    俺は破滅に甘んじる!
    そのときは葬送の鐘よ鳴り響け
    時計よ止まれ 針よ落ちよ
    お前は俺への奉仕から解き放たれ
    わが時は終わったのだ!p120ファウストのセリフ

    喜びと悲しみはいつも一枚の紙 その表と裏なのですよp207

  • 有名な「ファウスト」を初読み。
    戯曲形式なので読みにくいかと思ったら、それほどでもありませんでした。
    その土地や時代、キリスト教の基礎知識がないとちゃんとはわからないのでしょうが、それでも魅力ある作品で、思いのほか面白かったです。いろんな作品の題材に使われるわけですね。

  • 人間という不可思議な生き物について、悪魔が世界を交えて物語っていく。
    なんて興味深い作品なんでしょう。

    人は、命を維持し学び生殖していく欲望の陰に、衰退堕落し死へ向かう願望を持つ。なぜこんな矛盾を抱えて生きるのか。

    メフィストはただ、動く世界と生きる人間を物語るだけであって、不思議なのは生命それ自体なのではないだろうか。

  • 第一部の終盤で心が折れてしまった。一つ一つのシーンの間にどれだけ時間的な尺があるのか実感しにくくて、いまいちストーリーの流れに身を沈めれなかった。読み込めばもっと楽しめるんだろうけど、今は言葉だけが上滑りしていくようで頭に入ってこない。
    勢いで第二部もななめ読みしたが、どうやら真剣に取り組む気力がないとファウストの世界は入門することさえ許されないようだ。著者と自分の文化的背景において共有しているものが小さいことも溝を感じる。

  • 2011.03.20-
    訳が私に合ってたのか、二度目だからか分からないけど、初めて読んだ時より親しんで読めた。

    人間は意志薄弱で迷いが多く、他人の過ちを裁きながら同じ過ちを犯したりする。そうでなきゃ、自分で自分を限定することで少しは賢くなったとうぬぼれている。それでもどうにか生きようとしている。

  • 良くわかりませんでした。というか、詩全般がわからん。
    こういうのに共感・驚嘆出来る人ってどんなひとなんだろ?
    頭の中覗いてみたい。

  • メフィストにラブですが、この幕切れといったら

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著者プロフィール

1749年ドイツ・フランクフルトに生まれる。小説「若きウェルテルの悩み」などにより疾風怒濤(文学革新運動)期の代表的存在となる。政治、美術研究、自然科学研究の分野でも活躍。他作品に戯曲「ファウスト」「エグモント」小説「ウィルヘルム=マイスター」「親和力」自伝「詩と真実」「イタリア紀行」詩集「西東詩篇」などがある。1832年没。

「2021年 『ゲーテショートセレクション 魔法つかいの弟子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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