ファウスト(上) (講談社文芸文庫)

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  • 講談社 (2003年1月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784061983205

作品紹介・あらすじ

(ファウスト)俺の喜びはただこの大地から生まれこの世の太陽だけが俺の悩みを照らすのだ。(メフィスト)それならためらうことはない。さあ契約だ。……地上にある限りの日々……人間がまだ見ぬものを見るのです。神ならぬ人間の身で世界のすべてを究めたい欲求に憑かれたファウストは、悪魔メフィスト―フェレスと契約を結ぶ。文豪ゲーテ畢生の対策が柴田翔の躍動する新訳で甦る。


躍動する新訳、文庫化!
人間と悪魔、火花散る魂のドラマ。

(ファウスト)俺の喜びはただこの大地から生まれこの世の太陽だけが俺の悩みを照らすのだ。
(メフィスト)それならためらうことはない。さあ契約だ。・・・地上にある限りの日々・・・人間がまだ見ぬものを見るのです。
神ならぬ人間の身で世界のすべてを究めたい欲求に憑かれたファウストは、悪魔メフィスト―フェレスと契約を結ぶ。文豪ゲーテ畢生の対策が柴田翔の躍動する新訳で甦る。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間の欲望と葛藤を描いたこの作品は、悪魔との契約を通じて自己探求の旅を描いています。現代語訳の決定版とも言える柴田翔訳は、読みやすさと情緒を兼ね備え、作品の魅力を引き立てています。初めて読む方でも戯曲...

感想・レビュー・書評

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  • 現代語訳の決定版とも言える。
    森鴎外訳が一番情緒があって好きだけど、読みやすさで言えば、この柴田翔訳は絶品。
    この世に存在する唯一の世界文学とも言える本書、読んだことがない人は、是非この柴田翔訳でどうぞ。

  • 2023/3/9

  • 有名な「ファウスト」を初読み。
    戯曲形式なので読みにくいかと思ったら、それほどでもありませんでした。
    その土地や時代、キリスト教の基礎知識がないとちゃんとはわからないのでしょうが、それでも魅力ある作品で、思いのほか面白かったです。いろんな作品の題材に使われるわけですね。

  • 人間という不可思議な生き物について、悪魔が世界を交えて物語っていく。
    なんて興味深い作品なんでしょう。

    人は、命を維持し学び生殖していく欲望の陰に、衰退堕落し死へ向かう願望を持つ。なぜこんな矛盾を抱えて生きるのか。

    メフィストはただ、動く世界と生きる人間を物語るだけであって、不思議なのは生命それ自体なのではないだろうか。

  • 2011.03.20-
    訳が私に合ってたのか、二度目だからか分からないけど、初めて読んだ時より親しんで読めた。

    人間は意志薄弱で迷いが多く、他人の過ちを裁きながら同じ過ちを犯したりする。そうでなきゃ、自分で自分を限定することで少しは賢くなったとうぬぼれている。それでもどうにか生きようとしている。

  • 手塚治虫から導かれるように辿る。悪魔メフィストーフェレスと、ファウスト博士の精神の冒険の軌跡。壮大なラストシーンはもともとどちらかといえば仏教的な磁場を持っていた僕を、全く無縁のキリスト教へと、いやがうえにも関心を高めさせるものとしてココロ揺さぶられないわけにはゆかなかった。僕にとっては現在進行中の、破滅と再生の物語。

  • 大学時代、講義の教材として購入。教授からの解説を聴きながら読むファウストは、控えめに言って最高でした。
    マルガレーテとの逢瀬の場面では自分が恋愛している様な気持ちで読み進めていたが、婚前交渉や嬰児殺しの為にマルガレーテが処刑される事になり、少なからず衝撃を受けました。

  • 一言で言えば宇宙。善悪の1一面的世界が取り払われた超空間が表現されている。悪魔と契約したファウストは俗世の人間と触れ合い、傷つき、傷つけ、様々な思いを綴っている。悪魔はそんな様を見ても動じず、むしろ主人公をそそのかそうとする。その波のせめぎあいのようなやり取りに胸が打たれた。また、ゲーテの華麗巧みな比喩表現が胸に響いた。

  • 本書を読んだ上で、原典に当たるのが一番か。

  • 赤塚図書館海外文学ゲ

    誰しも生きるは人生なれど、人生知るものは数少なしp20道化のセリフ

    俺が仮にも将来ある瞬間に向かい
    留まれ!お前はあまりに美しい!と言ったなら
    もう俺はお前のものだ
    俺は破滅に甘んじる!
    そのときは葬送の鐘よ鳴り響け
    時計よ止まれ 針よ落ちよ
    お前は俺への奉仕から解き放たれ
    わが時は終わったのだ!p120ファウストのセリフ

    喜びと悲しみはいつも一枚の紙 その表と裏なのですよp207

  • 第一部の終盤で心が折れてしまった。一つ一つのシーンの間にどれだけ時間的な尺があるのか実感しにくくて、いまいちストーリーの流れに身を沈めれなかった。読み込めばもっと楽しめるんだろうけど、今は言葉だけが上滑りしていくようで頭に入ってこない。
    勢いで第二部もななめ読みしたが、どうやら真剣に取り組む気力がないとファウストの世界は入門することさえ許されないようだ。著者と自分の文化的背景において共有しているものが小さいことも溝を感じる。

  • 良くわかりませんでした。というか、詩全般がわからん。
    こういうのに共感・驚嘆出来る人ってどんなひとなんだろ?
    頭の中覗いてみたい。

  • メフィストにラブですが、この幕切れといったら

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著者プロフィール

作家、ドイツ文学研究者。
1935(昭和10)年1月 東京生まれ。
武蔵高校から東京大学へ進学、工学部から転じて独文科卒。
1960(昭和35)年 東京大学大学院独文科修士修了、同大文学部助手。
1961(昭和36)年「親和力研究」で日本ゲーテ協会ゲーテ賞。
 翌年より2年間、西ドイツ・フランクフルト大より奨学金を得て、留学。
1964(昭和39)年『されどわれらが日々─』で第51回芥川賞。
 東大助手を辞し、西ベルリンなどに滞在。帰国後、都立大講師、助教授を経て
1969(昭和44)年4月 東京大学文学部助教授、のち教授。文学部長を務める。
1994(平成6)年3月 定年退官、名誉教授。4月、共立女子大学文芸学部教授。
2004(平成16)年3月 同上定年退職。

「2019年 『〈改訂増補版〉詩に映るゲーテの生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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