怒りの子 (講談社文芸文庫 たL 2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061983748

感想・レビュー・書評

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  • 第37回読売文学賞
    著者:高橋たか子(1932-2013、京都市下京区、小説家)
    解説:清水良典(1954-、奈良県、文芸評論家)

  • 誰にでも「怒りの子」は潜んでいますね。うまく隠し飼っている人もいるし、むき出しな人、色々なタイプがいるのでしょうが。
    それにしても、周りに山本ますみがいたら嫌だなぁ。「生理的嫌悪」の結晶。美央子の虚像を集めたものな気もします。
    『誘惑者』の方が好き(笑)

  • 怒ってる。きっとずっと怒ってるのかもしれない。怒りがエネルギーのようにいろんな形で表れている。お話の中から,力動を感じました。京都弁で話が展開されるところがまたこの本の良いところだと思います。

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著者プロフィール

高橋たか子(1932.3.2~2013.7.12) 作家。京都市生まれ。京都大学文学部修士課程修了。修士論文は仏語で「モーリアック論」。大学卒業後に結婚した高橋和巳の創作活動を支える一方、自らも小説・評論を書き続ける。71年に夫を亡くした後洗礼を受け、日本とフランスを往復しながら霊的生活と作家活動を送る。『空の果てまで』の田村俊子賞を始め、『誘惑者』で泉鏡花賞、『怒りの子』読売文学賞、『きれいな人』毎日芸術賞など多くの文学賞を受賞。

「2022年 『亡命者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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