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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061983779
作品紹介・あらすじ
「苦海浄土」三部作を完結させた石牟礼道子の、詩と散文による《魂の文学》60年の軌跡!
不治疾のゆふやけ抱けば母たちの海ねむることなくしづけし天草に生まれ不知火海に抱かれて生い立つ。実直な生活を歌う病弱な詩人は、近代の業苦と言うべき水俣の悲劇に遭い、声を奪われた人たち、動物植物等あらゆる生類、山河にざわめく祖霊と交感、怒りと祈りと幻想に満ちた「独創的な巫女文学」(鶴見和子)を結晶させる。60年に亘る石牟礼道子の軌跡を、短歌・詩・随筆で辿る精選集。
感想・レビュー・書評
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ほんの少し考えてみてもわたしどもは、無目的のように振る舞うものたちに、哀しみの部分を受け持たせ、捨てさって来たようにおもいます。
感性の源のようなものが確かにくずれてきている。
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