風景の向こうへ・物語の系譜 現代日本のエッセイ (講談社文芸文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061983915

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  • 作家・中上健次の本能的な部分から書かれているようなエッセイ集で、理屈で考えると飛躍しているというかよく分からないところもある気がしますが、筆者の魂のこもったという意味では嘘偽りのない文章です。

    絶え間ない「根底」の揺らぎ、「交通」への接近、という2つが全編を通して強調されています。自分も十分に理解できているとは言い難い状況ですが、色々な作家を解読する際にもこの基準はぶれておらず、そういった点では筋が通っているように感じられます。

    40代という若さで逝去してしまったことが本当に惜しまれます。もし生きていたら、という仮定には意味は乏しいかもしれませんが、もし中上健次が生きていたらどう考えるだろうか、と考えてみることには意義があるかと思います。

  • とにかく、「げに厳粛なる多数者の規約を裏切る者は殺さるべきかな。」の破壊力。

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著者プロフィール

(なかがみ・けんじ)1946~1992年。小説家。『岬』で芥川賞。『枯木灘』(毎日出版文化賞)、『鳳仙花』、『千年の愉楽』、『地の果て 至上の時』、『日輪の翼』、『奇蹟』、『讃歌』、『異族』など。全集十五巻、発言集成六巻、全発言二巻、エッセイ撰集二巻がある。

「2022年 『現代小説の方法 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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