新編 物いう小箱 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 61
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061984004

作品紹介・あらすじ

読むことと、書くことと-生涯をこの二つに凝集、膨大な資料の渉猟と丹念な読み込みから、世に名高い森史学は生まれた。その傍ら資料から離れ、虚実の間に筆を遊ばせるかのような本書収載の珠玉の小品が書かれた。『怪談』を愛してやまなかった著者が「八雲に聴かせたい」との思いで書き綴った怪異談、中国の説話に想を得た作品等四十四篇を収める新編集の増補版。

感想・レビュー・書評

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  • 小泉八雲に聴かせたい、、、と膨大な資料の上に、遊びをするように書き綴られた珠玉の小品集。
    独特の美意識が流れる怪談の世界へ。

  • 新聞書評で知り、絶版のため図書館予約で1年以上待ちましたが、待った甲斐がありました。日本や中国の説話に想を得た小品集。なんとも不思議な話から人情味溢れる話、詐欺に合って「あちゃー」な話があると思えば、おじいちゃんが性悪な若造を懲らしめる胸のすくような話もあってすごく楽しめました。怪談も含まれますが、非常に上品で好みです。「猫が物いう話」はほのぼのした雰囲気に思わず口元が緩むし、「朝顔」は涙がこぼれました。

  • 摩訶不思議なお話短編集。
    朝日新聞か何かで誰かがおススメしてた。購入しようにも絶版で、図書館でやっと借りました。「碁」や「猫」を題材にしたものが面白かった。
    えもいえぬ雰囲気を持った一冊。

  • 桜庭一樹さんの読書日記の推薦文が縁で読みました。古代の日本や中国の話を集めた短編集。どこか静かな雰囲気で面白かったです。ただし日本の話については不思議な話とそれ以外を集めた話をちゃんと分けるかそれともバラバラに載せるかどちらかにしてほしかったです。

  • 南伸坊「李白の月」で褒めてあったので読んだ。
    さらさらっと読める。素朴なユーモアと不思議。
    怪談なんだけどしっとりや怖い色気はなく、
    ころころとおかしく可愛いんだよなあ。
    話がストンと終わっちゃうのが小気味よく興味をそそる。
    「霊芝寺」が特にお気に入り。
    伝説の僧侶がひらひらと舞い降りて消える謎の寺!

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