fujitatetsuyaさんの感想
2016年6月5日
表題作と、併録された「トリニティからトリニティへ」を両作とも読むことで、作者の思考する「長い時間をかけた人間の経験」が、眼前に広げられる。 後年、トリニティの爆心地に立ち、8月9日に流れなかった涙が流れたという場面は、思いを致すに余りある。再読したい。
作家 「2018年 『現代作家アーカイヴ3』 で使われていた紹介文から引用しています。」