湖畔・ハムレット 久生十蘭作品集 (講談社文芸文庫)

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  • 講談社
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レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061984158

感想・レビュー・書評

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  • 2018.11.20 図書館

  • 「ハムレット」読むの二回目だけど、ふるえた。終盤、現実のほうが芝居じみて見えてきて、なんだ、これ…。
    ハッピィエンドの話に倦んだら、読むといいよね。読んでる最中、こんなに夢中になる作家って少ない。

  • 『湖畔』
    イギリス留学中に決闘を行い顔に大きな傷を負った奥平。帰国後出会った少女・陶と結婚したが上手く結婚生活を営めない。陶の浮気を疑い追い出した奥平。発見された水死体。疑いをかけられた奥平の弁護を担当した高木。

    『ハムレット』
    祖父江と名乗る人物が連れている老人の秘密。祖父江が所属していた劇団が上演した「ハムレット」で何者かに殺害された小松。小松の婚約者である琴子と結婚した阪井。阪井の家で居候し娘と結婚した祖父江が受けた依頼。生きていた小松。ハムレットの劇内で生きる小松の秘密。

    『玉取物語』
    参勤交代中にふぐりが肥大化する病にかかった西国の大名。

    『鈴木主水』
    姫路藩榊原家の相続。新たに藩主になった政岑の放蕩。政岑の側室としてあがったお糸の方。お糸の方に熱中する政岑。屋形船での宴会中に政岑に意見する鈴木主水。お糸の方との関係を偽る鈴木主水。その作り話にのったお糸の方の秘密。

    『母子像』
    厚木キャンプに火を放った和泉太郎。模範少年として知られていた太郎の過去。戦争中にサイパンで暮らしていた太郎と母親の過去。

    『奥の海』
    烏丸中納言の娘ちかと結婚した堀金十郎。貧しい中納言の家の暮らしから満たされたちか。飢饉が起き徐々に生活が苦しくなった堀家。ある日消えたちか。人売りに売られたとの情報を得て彼女を探す金十郎。

    『呂宋の壺』
    島津義弘の命を受けキリシタンになりルソンに呂宋の壺を探すために旅立った大迫吉之丞。旅の途中出会ったモニカとの旅の果てに・・・。

  • 「湖畔」「ハムレット」「玉取物語」「鈴木主水」「母子像」「奥の海」「呂宋の壺」

    湖畔・ハムレット・母子像がよかった。
    ほかは歴史小説のような形式で仮名遣いなどがかなり読みづらい。
    玉取物語は文字どおりすぎて笑ったw

  • 一作ごとに作風がめまぐるしく変わり、同一人による作品集とは思えませんでした。
    七色に咲く薔薇を見るようです。

    ペダンティック(学問や知識をひけらかすこと。衒学(げんがく)な態度)とも評される方だそうで、確かに、しっかり読み込もうと思ったら、関連図書をかなりの数読む結果になりそうです。

    初見の作家さんと思いきや、以前、池波正太郎氏が編集されていた捕物帳短編集にあった「顎十郎捕物帳」でお見かけしていました。

  • 「母子像」は必読

  • 以前から気になっていたが、読み機会がなかった久生十蘭。函館で長谷川海太郎との交流があったとの解説でなるほどと思う。

  • 「湖畔」の出だしにやられた。

  • どのエピソードもぶつ切れで終わっている印象があります。
    さまざまな知識がないと、久生十蘭の作品は楽しめないようです。

  • おもしろかったけれど、作品ごとに作風がバラバラでまだどうこういえる段階ではない。けれど、洋風のものが面白かった。

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著者プロフィール

1902-1957。作家。雑誌『新青年』などで活躍。「鈴木主水」で直木賞受賞、「母子像」で国際短編小説コンクール第一席。

「2015年 『内地へよろしく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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