坂口安吾と中上健次 (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社
3.95
  • (7)
  • (6)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 94
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061984523

作品紹介・あらすじ

日本の怠惰な知性の伝統の中で、「事件」として登場した坂口安吾と中上健次。二人は近代文学の根源へ遡行しつつ、「自然主義」と「物語」の止揚を目指す。安吾は、自らを突き放すような他者性に文学の「ふるさと」を見出し、中上は、構造に還元することなく、歴史の現在性としての「路地」と格闘する。闘う知性としての安吾と中上を論じた74年から95年までの批評を集成した、伊藤整文学賞受賞作。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 柄谷行人を読んでいないと、上の世代にバカにされるので購入して読んだ。
    柄谷行人の論理運びは軽快で見事、文体も簡潔ながら美しく、読んでいて心地いい。
    自分の不勉強を恥じながら、今後も読み続けたい。

  • こういうふうに読むのだなぁ。

  • 中上健次が亡くなってこの8月で20年になる。この季節になると彼の作品を無償に読みたくなるのはそれだけではないのだろうけど。

    ここに収められた柄谷行人による「追悼・中上健次」は何度読んでも胸を激しく打つ。最愛の友を亡くした心の傷みが痛烈に表現されている。

  • この二人の作家が柄谷行人の作りだすものに何がしかの影響を与えているのは間違いないのだろう。
    自分以外の作家について書くのも突き詰めれば結局自分のことを書いている、ということになるんではなかろうか。

  • あちらこちら、記憶にあるようなないような。
    この版はまとめ版なので、なんだかなつかしいような気もしたという意味で。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

哲学者、批評家。1941年兵庫県生まれ。1969年、「〈意識〉と〈自然〉――漱石試論」で群像新人文学賞評論部門受賞。著書に『マルクスその可能性の中心』『日本近代文学の起源』『探究』『世界史の構造』他。

「2018年 『大江健三郎 柄谷行人 全対話 世界と日本と日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柄谷行人の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島 由紀夫
ドストエフスキー
遠藤 周作
谷崎 潤一郎
有効な右矢印 無効な右矢印

坂口安吾と中上健次 (講談社文芸文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする