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- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061984691
作品紹介・あらすじ
戦後詩を先導した「荒地」の詩人たち-鮎川信夫、中桐雅夫、田村隆一、三好豊一郎、北村太郎、さらには戦後を迎えることなく歿した牧野虚太郎、森川義信ら…。軍靴響く閉塞した時代のなかで、自由なる詩精神を堅持した、彼ら"若き荒地"の青春群像を、当時の詩誌「LUNA」「LE BAL」「詩集」等を綿密に辿ることで、鮮やかに再現。戦前・戦中の詩史の新たな光をあてた貴重で異色な試み。
感想・レビュー・書評
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著者が田村隆一となっているが、氏の文章は少なめ。
氏が若い頃に携わっていた同人誌からの引用が多く、実質的にはそれら同人誌をまとめて凝縮したような形式となっている。
なので田村隆一の文章が読みたい人には、ちょっと物足りないかもしれない。
それでも戦前から戦中にかけて、詩を志す若人たちの熱き思いが伝わってくる、そんな1冊。
田村氏を含めた若き詩人たちがこれでもかと落伍者なのは興味深いものがあった。
それでいてあれだけの詩や文章を書けるということにも驚いた。
氏を取り巻く詩人たちの作品は全然知らなかったので、これを機に手にとってみようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若い読者においしい三冊
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若さあって、よろしい。
あの頃の東京の風景もよくわかって、あたしゃすきだな。
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