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- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061984769
作品紹介・あらすじ
天皇崩御のニュースをきいて近くの御用邸に記帳に出かけた。昭和に生まれた私は、私の時代が終わってしまったような気がした。元新聞記者の私は、十歳年下の共同生活者、真子と葉山に暮らし、四季を楽しんでいる。しかし、さまざまに形をかえて潮だまりが出現するように、二人の間にわだかまりがないわけではない。戦時下に生まれ、戦後を生きる男と女を静かに描く野間文芸賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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お互い婚歴のある夫婦による、静かな日常を綴った連作短編の様な作品。
完全に分かり合えない中で噛み締める思いや言葉、謂わば中年に差し掛かる人間の“折り合いの付け方”が大事に描かれる。
作中で大きな展開は起こらないが、安定して読ませる筆力があった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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