本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061984837
作品紹介・あらすじ
妻の小さな過去の秘密を執拗に問い質す夫と、夫の影の如き存在になってしまった自分を心許なく思う妻。結婚三年目の若い夫婦の心理の翳りを瑞々しく鮮烈に描いた「愛撫」。幼い子供達との牧歌的な生活のディテールを繊細な手付きで切り取りつつ、人生の光陰を一幅の絵に定着させた「静物」。実質的な文壇へのデビュー作「愛撫」から、出世作「静物」まで、庄野文学の静かなる成熟の道程を明かす秀作七篇。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
「愛撫」はああいう嫉妬もあるんだと思った
-
晩年の作品に慣れ親しんでいたので、同じ作者かと戸惑う。ページが進むにつれ、ようやく後のシリーズに通じるものを感じた。
-
庄野潤三さんの短編集。大きな物語のなかの一部をきりとったような作品が多いと感じた。
有名な作品「静物」は、ある家族の生活の一ページをきりとってつなげたような作品。とりたててめずらしいことが起こるわけではないが、全体を通して、登場人物たちの人物像がくっきりとうかびあがってくるような印象。 -
最近の著作も好きですが、初期の創作は良かった。また、こういうのも書いてほしいけど、もうお歳かな。
全6件中 1 - 6件を表示