僕たちは、この海で出会った (講談社X文庫 154-34 ティーンズハート 珊瑚物語 1)

著者 : 小林深雪

• 講談社 (1994年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[（^０^）/さんの感想 · 2016年8月27日]

【あらすじ】
わたし、天野さんご。海洋学者のパパとふたり、南太平洋の常夏の小島で暮らしてる。そんなある日、夏休みを利用して、この島に遊びにきていた、ひとりの男のコと出会ったの。彼の名前は、石田礁。ふたりの名前をあわせると『珊瑚礁』になる―そんな不思議な運命に導かれて、物語は幕を開けます。さんごの出生の秘密、そして、礁くんとの宿命の縁―。南の島と日本を舞台にした待望の新シリーズが、いよいよスタートです。

[aoiさんの感想 · 2014年12月2日]

シリーズ第1巻。南太平洋にあるフランス領ポリネシア、その中の小さな島で暮らす少女・天野さんご。海洋学者の父と1歳の頃からこの島で暮らしている。そんな彼女の元にやってきたのは、サーフィンを趣味とする日本人の少年・石田礁(いしだ しょう)。2人の名前を合わせると「珊瑚礁」になることを知り、運命の出会いを感じたさんごは、ある出来事をきっかけに初めて日本へ行くことを決意する──。
本棚の整理をきっかけについ読了、あかん懐かしすぎる。一行短すぎて漫画より早く読み終えてしまうのには驚いた(笑)10分以内で読めるかも。

[くろさんの感想 · 2011年5月25日]

タヒチで暮らす少女・さんごが日本からの観光客・礁と運命的な出会いを果たし、彼を追って日本へやってくるお話。じつは二人のあいだには親の代からの因縁があり、それが徐々に明らかになっていく。シリーズの結末を知らないのですが、二人は結局どうなったのでしょう。堀川渚という女の子がとっても嫌な役だったのですけど、最後はいい子になったのかしら。

著者プロフィール

３月１０日生まれ。魚座のＡ型。埼玉県出身。武蔵野美術大学卒業。青い鳥文庫、YA! ENTERTAINMENT（いずれも講談社）などに著書があり、１０代の少女の人気を集める。エッセー集『児童文学キッチン』のほか漫画原作も多数手がけ、『キッチンのお姫さま』（「なかよし」掲載）で、第３０回講談社漫画賞を受賞。近作に、『おはなしSDGs　つくる責任つかう責任　未来を変えるレストラン』など。

「2023年 『YA！ジェンダーフリーアンソロジー　TRUE　Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」