涙の海で眠りましょう (講談社X文庫 154-35 ティーンズハート 珊瑚物語 2)

著者 : 小林深雪

• 講談社 (1995年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[（^０^）/さんの感想 · 2016年8月27日]

【あらすじ】
渚を助けるために、海で遭難してしまったさんごは、絶体絶命。そんなさんごを救ったのは、たくさんの野生のイルカたち、そして、ひとりの素敵な男のコ、原田港だった。港と心温まる日々を過ごし、湘南の石田家に戻ったさんご。だが、一命を取りとめたのもつかの間、そこで、さんごを待っていたのは、礁くんのお父さんの衝撃の告白だった。そんな…まさか…。わたしと礁くんが、血の繋がった兄妹だったなんて。

[aoiさんの感想 · 2014年12月2日]

シリーズ第2巻。
さんごが魔性の女にしか見えん！(笑)礁が好きなはずなのに、出会う男性みんな彼女の虜……。今回は、礁と同じくさんごを人魚と誤解した原田港。出会ってすぐ運命感じすぎだよこの作品！港は決死の覚悟でさんごへ告白するが、直後に舵さんと礁が再登場。さんごは石田家へ戻ることに。港がめちゃめちゃ可哀想だった。にもかかわらず笑顔で見送る彼は本当にえらい。一方、礁の父親から、さんごの父親・天野一世と礁の母親の過去を聞かされたさんご。礁への気持ちを封印できないと、誰にも相談せず石田家を飛び出す。無鉄砲すぎ。

著者プロフィール

３月１０日生まれ。魚座のＡ型。埼玉県出身。武蔵野美術大学卒業。青い鳥文庫、YA! ENTERTAINMENT（いずれも講談社）などに著書があり、１０代の少女の人気を集める。エッセー集『児童文学キッチン』のほか漫画原作も多数手がけ、『キッチンのお姫さま』（「なかよし」掲載）で、第３０回講談社漫画賞を受賞。近作に、『おはなしSDGs　つくる責任つかう責任　未来を変えるレストラン』など。

「2023年 『YA！ジェンダーフリーアンソロジー　TRUE　Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」