小説なかよしホラー 絶叫ライブラリー 友だち地獄 (講談社KK文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061995727

作品紹介・あらすじ

なかよしホラーノベルが刊行スタート!
「なかよし」のホラーコミックが待望のノベライズ化!

絶叫ライブラリーへようこそ!
午後4時44分になると、あなたの学校の図書館に絶叫ライブラリーがあらわれます・・・・。
ギギーっと扉があいたら、もう出られない!
世界で一番怖い話を、さあ、どうぞ。

●「理想の友だち」
理想通りの友達をつくりたいあやめ。親友ができるノートを手に入れて最高の気分!ノートは呪い殺したい少女を探してる?

●「地獄エレベーター」
なんでも話せる親友の友達だったのに!友情が裏切られる瞬間、地獄の扉がひらく。呪われた恐怖マンションの出口はどこ?

●「さちこちゃん」
町には“さちこちゃん”がいっぱいいるっていう小学生の都市伝説知ってる?友達を増やしすぎた女の子だけが知る恐怖!

●「美少女は学校にこない」
高校デビュー。友達もたくさんできて、成績も上がって絶好調のはずが、まわりの友達に次々と起こる不幸!本当にかわいそうなのはあの娘だった。

感想・レビュー・書評

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  • 人生において素晴らしい存在である友達。友達がいれば、ちょっとの事でもなんだか楽しい。そう思えてしまう程大切な存在。でも、そんな友達も些細な事ですれ違い、それがとんでもない恐ろしい体験を呼び込む事だってあるのです。


    少女向け雑誌「なかよし」もホラー系の小説を出していたことには驚き。しかも、このシリーズは計四冊。リボンに比べると圧倒的に少ないが、それでもなかなか多い。三大少女向け雑誌のすべてがホラー系の書物を出しているのか。少女向け雑誌なのでやはり身近なものがテーマになりやすいようだ。今回のテーマは「友達」。日常生活を送るうえでなくてはならない存在の友達が絡んだ話が全4編。友人と送る楽しい学校生活を過ごしていた主人公たちが、些細なすれ違いや、思い込みで急速に恐怖の縁へ引きずり込まれていく。「あそこで、ああしておけば回避できたかもしれない」という話が多かったが、主人公のそれまでの内心での葛藤を読むと、そういう展開も納得。自分が一言謝ればすむ問題なのに、変に意地をはってしまうのもわかる……。特に怖かったのはエレベーターの話。丸く収まるかと思いきや最後にそうくるかー!という感じ。 どの話も最後まで気が抜けない。

  • 色んな作家さんのホラーが原作となった、短編小説集( *´艸`)挿絵も多くて、読みやすいです♪

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著者プロフィール

森川 成美
東京都生まれ。「アオダイショウの日々」で第18回小川未明文学賞優秀賞。『マレスケの虹』(小峰書店)で、第43回日本児童文芸家協会賞。そのほかの作品に『さよ 十二歳の刺客』『はなの街オペラ』(ともにくもん出版)、「アサギをよぶ声」シリーズ、『ポーン・ロボット』(以上、偕成社)、『夢の発電って、なんだろう?』『光るマウスが未来をかえる』(以上、講談社)、『てつほうの鳴る浜』(小学館)など。

「2023年 『かわらばん屋の娘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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