語りつぐ経営

  • 講談社 (1983年10月1日発売)
3.67
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 2
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062007788

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「問題提起の出来る人。
     視点を自らつくれる人。
     自主性を持つ人。
     感受性の鋭い人。
     癖のある人。
     失敗を恐れない人。」

    「世界1でなければ、日本1になれない。
     使って喜び、売って喜び、買って喜ぶ。
     物まねするな人真似するな。」

    「経営は、人・モノ・カネ・時間の調和の美。
     ムダ、ムラ、ムリのない効率の美。すなわち機能的な美しさ。
     それにダイナミックな美。
     個性的な美を加えて、美を創造していく。」

  • 誰かの本の中で紹介されていた本。(たぶんユニクロ柳井氏のおすすめ本として紹介されていたと思う)。本田宗一郎氏と藤沢武夫氏の薫陶を受けた元本田技研の副社長による本田の経営に対する考え方を纏めた本。昭和58年発行と少し古い本だ。
    しかし、中身は古くない。今でも十分役に立つ。逆に新しい言葉は散りばめられていないので、上手く生かせるための普遍的な考え方として学べると思う。

    私の備忘録として以下メモ。
    ・ 方向が正しければ、いつかはものになるよ。(藤沢武夫)

    ・ ホンダには、社是が制定される以前から、”3つの喜び”という表現があった。「作って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」である。

    ・ 「世界的な視野に立つ」。創業以来、本田さんは、「世界一でなければ日本一になれない」といわれた。このような言葉が、創業直後の50人足らずの時代から、いつもおやじさん(本田さん)が朝礼のときに、ミカン箱の上に立ってした演説のなかにしょっちゅう出てきた。当時、私は、零細企業の町工場のおやじの夢物語かという印象であったが、その迫力は凄まじいものであった。

    ・ 「今日は、これ以上考えられないという最高の計画を立てなさい。しかし、明日になれば、さらにもっと素晴らしい計画が出てくるのが当然だ。一日たてば、それだけ人間は進歩するはずである」(本田氏/藤沢氏)

    ・ 戦略とは、企業の向かうべき方向であり、戦術とは、それを達成するための手段方法である。この両者がそろっていないと成功しない。いずれか片方向だけでは無意味である。戦略は、できるだけ、単純明快で、具体的なものが望ましく、変化を予見することによって、自らの進むべき方向を明らかにすることである。言い換えれば、長期計画や中期計画が戦略であると勘違いしないこと、戦略と戦術を混同しないことである。

    ・ 「売れる商品から売るべき商品へ」を強く主張された。それは、「何が作れるかではなくて、何を作るべきか」という発想である。「売れるから作る」のではなく、「どういうものをお客さまに売るべきなのか」という観点で、社会ニーズを、いかに先取りして取り入れるかを重要課題にした。

    ・ 「と」と「の」の話。「と」という関係と、「の」の関係では、たいへん状況が変わってくるという話。たとえば「会社と従業員」という捉え方ではなくて、「会社の中の従業員」、あるいは、「国際社会と日本企業」ではなくて「国際社会の中の日本企業」というように、すべて「と」を「の」に置き換えてみると、哲学用語でいう包括の概念になる。

    ・ 人間中心の経営というのは、簡単に定義づけると、「いきいきとした組織の中で、のびのびと働ける環境をつくること」だと思う。

全2件中 1 - 2件を表示

西田通弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×