愛と幻想のファシズム(下)

著者 : 村上龍
  • 講談社 (1987年8月19日発売)
3.93
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  • 19レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062014328

作品紹介

恐慌後、ソビエトのIMF加入など、世界には奇妙な動きが相次いだ。それらは巨大金融企業集団「ザ・セブン」の暗躍を示すものだった。「ザ・セブン」はソビエトと秘密協定を結び、危険なイスラエルを排除、日本を完全属国とするプランを実行に移していく。政治結社「狩猟社」は、「ザ・セブン」と対決すべく、自衛隊による擬装クーデターを起こし、ゼネスト後誕生した革新政権を倒して、イスラエル過激派と手を組み核の製造にも着手、さらに海底ケーブル切断による情報封鎖で、新たなパニックを誘発する。カリスマ鈴原冬二ひきいる「狩猟社」は日本を支配し、米ソ共同管理を崩すことができるのか?

愛と幻想のファシズム(下)の感想・レビュー・書評

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  • 村上龍といえば、女性の友人数名が女性蔑視でニガテだと口を揃えていたことを思い出し、意識しながら読んでしまう癖がついてしまった。興味深い。

  • 上巻はまだ、残酷と言っても許容範囲だったが、下巻はもうアベ シンゾーレベルの残酷さ。
    読んでいて途中から気分が悪くなった。自然淘汰でダメな人間は全部死ねばいいみたいな主人公の冬二。
    いやはや途中から読みたくなくなったのですが、結末を知りたくて読み進んだけど・・・
    まあ、こんなものかな。

  •  あらゆる極左組織の情報を集めて分析し警察のデータと照合せよ。世界一優秀な対テロリスト用部隊のマニュアルを入手しそれを参考にコマンドを編成せよ。誘拐された主計局長が持つ極秘情報は日本を揺るがすはずだから情報を最も効果的に利用できるあらゆる可能性についてプランを練っておけ。自衛隊がクーデターに動かぬよう制服組を押さえておけ。反撃開始だ。

  • この本に出会ったときは衝撃的やった

  • 面白い。

  • あとがきに「システムに抗う人々を書きたかった」とあるけれど、具体的な描写の対象に経済というシステムを選んだのであって、主題は既存のシステムを殺す、父親殺しなんだろうなと思ってたらまさにオディプス王の話が出てきて納得。父系社会の破壊、あるいは脱却は必ずしも母性への回帰ではなく、子がヒトとして自立することなんだろうなとかなんとか。トウジがゼロに殺意を覚えたのはゼロが「父親殺し」をする必要のない人間になったと気づいたからだろうか。
    TV版と旧劇場版エヴァはまさにそんな話だよなあ…とかなんとか。あとたぶん書かれた時代が同じだった創竜伝と、主題が同じだろうオメガトライブを思い出したー。どちらにせよ90年代に与えた影響はでかいんだろうなーとかなんとか(読書メーターにも同内容投稿)

  • かなり昔に読みましたが、今でも印象に残ってます。理不尽な未来像があり、巧みな言葉使いに、人の言動、全てが響いてきます。村上龍さんの中でもオススメできる物語

  • 購入


    上巻の感想に加えて、87年のバブル絶頂期に「システムそのものとそれに抗う人間」を捉えて長編小説を書いたことが賞賛に値する。

    とにかくおもしろい。。

  • いやー面白かった!!
    結構なご都合主義でしたけど、これだけのスケールの話を持ってくるってすごいなぁ。やはりトウジの信念がブレないところがポイントなんでしょうか。「触媒」ってうまいこと言いますね。
    万田が暴れだしたときはどう収拾つけるんだ、コレ・・・なんて思いましたが、強引に収めましたね。つうか、狩猟社ちょっと出来すぎだろう。

    ラスト、余計なセンチメンタリズム持ってきたらやだなーと思ってハラハラしましたが、良い感じに広がって終わりましたね。ただ、もうちょっとトウジのゼロに対する想いを詳しく書いて欲しかったな。そこ、すごく重要な所でしょ。
    それにしても村上龍は音楽が好きですよね。個人的には音楽にそれ程力があるとは思えないんで、巨大な祈りもなんだか巨大な妄想、って感じが否めませんでした。

    個人的にはコインロッカーベイビーズの方がぶっ飛んでるし半島を出よの方が整然として美しいと思いますが、いやしかしなかなか満足です。
    あとは希望の国のエクソダスを読むぞ!

    09.11.19

  • 20090226
    村上龍の代表作
    これは面白い。結末が無いのが不満だけどね。

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