枕の文化史

著者 : 矢野憲一

• 講談社 (1985年11月1日発売)

感想・レビュー・書評

[mimmさんの感想 · 2017年2月28日]

私の読んだのは昭和６０年１１月初版のもので、装丁が違うのですが…。枕に関してのエッセイ集のような内容でした。古代からの色々で、中国のものも多く、著者様の趣味てんこ盛りな印象。雑学的に一部には魅かれたけど…うーん。お年を召した方の書かれたもの？とか思ったら、まだ４０代の時分のようで、にしてはセンスがちょっとと思ったら、発行日も相応に古かった。綺麗な状態の本（図書館）だったから、そこまで古いとは思わなかったので、ああと納得。今の枕はかなり様変わりしているけど、著者様的にはいかがかしら？と。

著者プロフィール

1938年，三重県伊勢市に生まれる．國學院大學文学部日本史学科卒業．1962年伊勢神宮に奉職．神宮禰宜，神宮司庁広報課長，文化部長，神宮徴古館農業館館長などを歴任．2002年退職．現在，NPO法人五十鈴塾塾長．
著書：『鮫』『鮑』『枕』『杖』『亀』（以上，法政大学出版局・ものと人間の文化史），『伊勢神宮』，他多数．

「2010年 『楠（くすのき）』 で使われていた紹介文から引用しています。」