ジェイムズ・ジョイスを読んだ猫

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 30
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062030205

作品紹介・あらすじ

洋書・単行本・雑誌・コミック・音楽・広告・テレビ・映画・動物・人間etc.高橋源一郎のまるごと楽しい読書日記。

感想・レビュー・書評

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  • 85~87年のエッセイ集。旅日記(のようなもの)もあれば、真面目だったり不真面目だったりする文芸批評や文学論、さらにテレビCMの話まで内容はさまざま。80年代らしく、エイズの話題なども。ちなみに本書に出てくる当時の「ワイフ」は三番目の奥さんの谷川直子さん。

    作家仲間のおふざけ写真が収録されてるのは貴重だった。野球をする中上健次や柄谷行人、怪現象(?)に巻き込まれる谷川俊太郎、チョコフレークを食べるCMディレクターの川崎徹など。

    この当時すでにカズオ・イシグロを絶賛していたり、かと思えばピンチョンの『重力の虹』を「読書に用いるよりは枕に用いるほうが適当な外観をもつ粗大ゴミ的超大作小説」と説明したり(※たぶん褒め言葉)随所でくすっと笑える高橋源一郎らしいエッセイ集でした。

  •  高橋氏の昔のエッセイを古本屋で見つけたので、買って読んでみた。彼の書くものの雰囲気が好きでして。

     物書き同士(柄谷行人や谷川俊太郎、それに今は亡き中上健次まで)のばかばかしくも面白みのある交流の様子や、彼自身が本当に楽しそうに語る(人の)本の話。それに、60年代アメリカ文学の終焉にまつわる、悲しい話(第三章 '60年代のおもちゃ箱『アメリカの夢の終わり』)。

     自分の好きなものについて語る人の話ほど面白いものはない、と再認識した。

  • 本文中の交流記にはさまる写真がおもしろい。

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著者プロフィール

作家。1951年生まれ。『さようなら、ギャングたち』『優雅で感傷的な日本野球』『日本文学盛衰史』『ニッポンの小説』

「2022年 『こどものころにみた夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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