わが恋(おも)う人は

  • 講談社 (1987年2月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062031615

みんなの感想まとめ

心に残る哀しみと切なさが交錯するホラーサスペンスが描かれています。小西の子孫とその怨念が織りなす物語は、ただの恐怖を超え、登場人物たちの苦悩や葛藤を深く掘り下げています。特に、編集者美子が探し求める女...

感想・レビュー・書評

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  • 小西の子孫が織りなすホラーサスペンス。怖いといえば怖いけど、どちらかというと切ないというか、哀情の詰まった作品のように思う。個人的には加藤が良い味出してるなぁと。

  • 偶然知り合った妻子ある小西。小西に惹かれ編集者美子はある人形、女雛を探し始めた。その女雛は300年前にどうしても別れなくてはならなかった大名と妻が、それぞれの想いを込めて男雛と女雛を渡し合ったものだった。しかし、その女雛を持った人々には病気や事故、死が訪れていた。

    ちょっと恐かったかな。どうしても日本人形には怨念とまではいかないにしても何かの想いがこもっている気がして。予知能力とか催眠術とか前世とか生まれ変わりとか色々でてきたけど、著者自身生まれ変わりのことを他の作品でもよく書いていたということは、こういうことを信じていたということなのかな。美子がドライでハキハキしていて“現代的”な女性としきりに強調していた。

  • 小西マリア(の怨念)と小西の子孫が織り成すミステリー作品。
    (ジャンル的には小西夢小説、になるのかも?)
    凄い怖い、というわけでもないです。ちょっと哀しくなる。何が哀しいかって、小西はここでも板ばさみ地獄…
    どこにも逃げ場のない小西と、それを見守る加藤がいます。

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著者プロフィール

1923年東京に生まれる。母・郁は音楽家。12歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒。50~53年戦後最初のフランスへの留学生となる。55年「白い人」で芥川賞を、58年『海と毒薬』で毎日出版文化賞を、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞受賞。『沈黙』は、海外翻訳も多数。79年『キリストの誕生』で読売文学賞を、80年『侍』で野間文芸賞を受賞。著書多数。


「2016年 『『沈黙』をめぐる短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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