- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062035163
感想・レビュー・書評
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2017/05/29
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初村上春樹。合う人と合わない人がいると聞いていたので自分はどちらなんだろうとワクワクしながら読み始めたが、まんまと村上ワールドの虜になってしまった。
生き続ける人は、死んだ人のことを忘れず、背負いながら生き続けなければならない。と同時に、それとは別に、自分の幸せを掴みとらなくてはならない。
文章が美しく、登場人物もそれぞれ個性豊かで楽しめた。ワタナベくんの優しくて、しかしどこか冷めたしっかりした生き方に好感が持てた。
美しい文章を楽しみながら流れるように読んでしまい、様々なフラグを回収せずに終わってしまったような気がするが、この読み方で正しいのか村上春樹に詳しい人の話を聞きたい気分である。
他の方のレビューを読んで
直子が死の象徴、緑が生の象徴。二人の間で揺れ動くワタナベくんは、緑の「今どこにいるの?」という質問に答えられない。しかし彼は直子ではなく緑、すなわち生を選んだから緑を呼び続け助けを求める。なるほどなぁ -
2016.4読了。
すんなりこの世界観に入り込めた。愛とは性とは死と生とは。人間の感情と情景の描写は見事だ。
ただ、期待が大きすぎた為かあっけらかんと終わってしまった。 -
20160403
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なんか途中からずっと泣き通してしまった。20歳やそこらでこんな経験したらどうなってしまうのか…
ワタナベ君はこれからきっと沢山幸せになると思います、うん。 -
2016/2/18 読了
上巻からの流れで一気に読みました。
レイコさんの言ったように直子とのハッピーエンドを見れなかったのは残念ですが、緑も憎めない可愛い子でした。
流れで読んでしまったので、ゆっくり落ち着いて味わえなかったなあと反省。
数年後にまた読みたいな。 -
R-18のセカチュー、って感じ。最後は泣いてしまったけど・・・
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請求記号:913.6/Mu43/2
選書コメント:
彼女の心の深淵はノルウェイの森より深く
(美術部)