御手洗潔(みたらいきよし)の挨拶

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 87
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062036245

感想・レビュー・書評

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  • 御手洗潔が手がけた4つの事件。けっこう初期の短編集みたいです。

    「数字錠」
    密室についての真相はそれほどでもありませんでしたが、御手洗の優しさにやられました。
    やばいです、好きになりそうです。
    この中では一番印象に残ったお話です。

    「疾走する死者」
    飛び降りたはずの人間が、ほぼ同時刻に高架で轢死体となった謎。
    島田さんでイメージする大技の炸裂です。
    しかし一番驚いたのは、御手洗がギターが上手いこと。
    それと、この事件は石岡が書いたという設定ではないのですね
    しょっぱなに「猿島で起こった不思議な事件、云々・・・」(この事件についても謎ですが)とあったので、てっきり石岡だと思い読み進めていてびっくりしました。

    「紫電改研究保存会」
    面識のない紫電改研究保存会の会長から封筒の宛名書きを頼まれた男。一体なぜ?
    これ、真相を知らないほうが幸せだったんじゃ??
    なんて思ったのですが、ラストのふっきれ方がとてもさわやかでした。

    「ギリシャの犬」
    これも御手洗の活躍よりも、英語・ギリシャ語に堪能なことと大の犬好きということに驚きでした。
    プロローグの怪物は捕まったほうの片割れと考えてよいのですよね?

    短編なので、話が早くて本当によかったです。
    御手洗の人となりがよくわかる一冊。ファンが多い理由がわかりました。

  • 図書館で借りた本。
    御手洗潔シリーズの短編集。「数字錠」ある小さな看板会社の社長が密室で殺されていた話「疾走する死者」10時きっかりに飛び出して行った男が、走ったぐらいじゃ間に合わないような場所で死体で見つかった話「紫電改研究保存会」見知らぬ男に宛名をひたすら書かされた不思議な話「ギリシャの犬」子どもが誘拐され、河出身代金の受け渡しをしようとする話

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著者プロフィール

●著者紹介
1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2021年 『島田荘司選 日華ミステリーアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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