魔球

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 181
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062039031

感想・レビュー・書評

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  • 東野圭吾の初期の快作。
    この人の作品でハッピーエンドで終わるのを読んだことが無い気がする。
    暗い悲しいサスペンス、でももう一回読みたいと思わせる何かがある。

  • 自分だけじゃなく他人にも厳しい性格の主人公の行動は、同調できない部分もあるけれど、家族に対する深い愛情には心をうたれます。今回、加筆訂正はされているだろうけど、『放課後』以前にこの作品が書かれていたことを知り驚きました。

  • 東野作品を読むのはたぶん始めて。
    途中で犯人はわかってしまったものの、最後まで面白く読む事ができた。なんとも切ないお話。。。

  • 実の父親に捨てられ育ての父親は事故死し、育ての母の為、己の類希なる野球の才能を武器にプロ野球の道をストイックに目指す少年が主人公。

    その目標であるプロへの道を閉ざされそうになった少年が犯罪の共犯になる代わりに魔球を身につけようと企む話。

    東野圭吾の作品を読みあさっていると、やはり若干物足りなさを感じる。期待値が高い為だろう。上っ面で中身を吟味していないというか、軽いというか、人物像だの動機だのの背景が分かりやすすぎて、単純な感じがした

  • 殺人事件と人間模様。
    ラストに物悲しさが残る感じ。
    東野さんの手法は、23年前も前から、確立してたのですね。
    今、読んでも全く古さを感じない作品でした。
    ただ、グロさがちょっと苦手だったかも。

  • 読み終えてから20年以上前の作品と知りました。なのに、登場人物たちの雰囲気が、現在の自分にとってギャップを感じることなく捉えられました。古い作品だけど古さを感じず、浮かび上がる謎に頭を悩ませながら十分に堪能できました。
    こんな頃から、鉄壁な面白さをもつミステリーが書けていたんですね。
    図書館利用で予約待ちの間、繫ぎで読もうとたまたま選んだのがこの本でした。表紙の絵や傷み具合から相当な年季モノと怯みながらも、手に取りカウンターまで運んだ自分を褒めたいです。

    あ、携帯を持たない刑事さんて大変なんだなぁと思いました。

  • ●あらすじ●
    開陽高校野球部の北岡明が、愛犬と共に刺殺された。彼は、その春の選抜高校野球では、キャプテンとしてチームを率いていた。聡明で、人望も厚い少年だった。容疑者を特定できぬままに過ぎる時間が、北岡の所属していたチームに有形無形の不協和音を生み出して行く。そんな中で、新たな事件が発生した。

    プロ野球のスカウトからも熱い期待を寄せられ、天才ピッチャーと称される開陽高校野球部のエース・須田武志と、その家族を核に物語りは展開して行く。亡くなった北岡は、武志が甲子園で投げた最後の一球は「魔球」であったと言っていたのだ。第2の事件現場でも、死体のそばには「魔球」と読める文字が残されていた。真相解明の鍵を握るのは「魔球」なのか!?

  • 二つの事件がこんなふうに結びつくとは…
    せつない兄弟愛にきゅんとした

  • 東野圭吾さんの「魔球」を読みました。

    昭和30年代を舞台にした物語です。


    ある電機製造メーカーのトイレに爆弾のような物が仕掛けられた。

    早速、警察が動き出した。


    地元の高校が甲子園に出場した。

    しかも、超大物投手を要して、甲子園常連校との1回戦。

    9回2アウト。1-0で勝っている。

    しかし、エラーなどで、結局敗れてしまう。


    甲子園から帰ったあと、キャッチャーをしているキャプテンが、

    何者かに殺害されてしまう。


    殺害と、爆弾。意外なところからこの2つの事件が絡み合っていきます。


    昭和30年代の時代背景、人間関係などを下に、

    非常にミステリー寄り(現在の作風に比べて)に仕上がっています。

    すごくよい作品です。

    最後に物悲しくなってしまったのは、私だけでしょうか?

    展開や文体も読みやすく、お勧めです。


    評価:★★★★

  • 甲子園球児バッテリーが相次いで殺される。ダイイングメッセージはマキュウ。犯人は自らの尊厳を守った。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

「2022年 『希望の糸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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