ダンス・ダンス・ダンス(上)

著者 :
  • 講談社
3.70
  • (105)
  • (122)
  • (201)
  • (12)
  • (5)
本棚登録 : 1067
レビュー : 86
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062041225

作品紹介・あらすじ

「羊をめぐる冒険」から4年を経た1983年の春、激しく雪の降りしきる札幌の街から「僕」の新しい冒険が始まる。奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながら、「僕」はその暗く危険な運命の迷路をすり抜けていく。現実と幻想、生と死、沈黙と響き、虚無と豊饒。繋がれたものと、断ち切れられたもの。それはいったいどこに向かい、何を希求しているのか?「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」の3部作で1970年代の魂の遍歴を辿った村上春樹が、80年代を舞台に、その新たな価値を求めて、闇と光の交錯を鮮やかに描きあげる最新作、書き下ろし。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 耳のことを思い出すのがあの一瞬だけというのが、なんとも分からない話だけど、だからこそ彼は彼なのかもしれない。
    面白くない冗談に罪はないけれど、タイミングを間違った冗談は重罪なんだと思うよ。人の神経を逆なでするのは怖い。
    読んでる私が気持ち悪くなってくる。

    34歳で若くないですか。そうかもしれませんね。
    私はどうしましょうね。
    もっと歳をとってますが、とても薄いですよ。

  • 再読

  • 何度も読んだけれどこれが初の感想。
    この作品を読むことで自分の思考を一旦保留にしてこの作品で流れている時間に没頭することができる。それが小説を読むの大きな理由の一つなんだろう。好戦的で何かと面倒な日常を一瞬でも忘れさせてくれ、読み終えた時に清々しい気持ちにさせてくれる。小説から何か答えを得ようとする人がいるけれどそれは小説に期待するものではない。そんなことを思いながら読んだ。
    下巻に続く。

  • いるかホテル、羊男。

    めまぐるしく移動する世界の現実。
    それは果たして現実なのか?

  • 心にひょうひょうと吹く淋しさが好きで、ことあるごとに読み返している

  • 上巻メモ。
    僕、三十四歳。「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」続編。
    でーたフソクノタメ、カイトウフカノウ。トリケシきいヲオシテクダサイ。
    友達と二人で通ったバー。猫が死んだ。
    パルプとインクの無駄遣い。文化的雪かき。
    いるかホテル変貌の謎?
    古代エジプトのスイミング・スクール。
    羊男。古いいるかホテルの部屋。
    ユキ、十三歳。北海道から東京へ。
    五反田君の映画「片思い」。キキ。メイとマミ。
    メイの死。警察・漁師と文学。
    ユキの父・牧村拓。書生・フライデー。
    アメとユキ(笑)…おおかみこども?

  •  僕は僕なりにしごくまともな人間で、このまともさを維持していこうとする僕なりの誠実さを認めてくれる人もいたけれど、でもみんなあきらめて僕のもとを去っていく。月に戻りなさいという彼女にはデータが不足しているに違いない。いるかホテルに戻ろう。ある種の継続的状況によって僕はそこに含まれているから。そこでは誰かが僕のために涙を流しているから。

  • 羊男、部長再び登場。

  • 下巻にまとめています。

  • 【状態】
    展示中


    +1

  • 88年でティラミス食べてる。ティラミスじゃなくてなんて書いてあったっけ。とにかくティラミス。
    あとは経費でいろいろ動いている。経費を使う事を奨励されている。バブルだ。下巻へ。

  • あなたってちょっと変よって言われたい

  • (2013年9月18日読了)
    タイトルからは全く想像出来ない。後半になってやっと出てくるステップも、ダンスのそれとは違う意味を持つ。
    主人公は風変わりで都会的な中年の男性で、仕事を休んでいるが、金銭的にな苦労は無い。妻が出て行った。タバコを吸う少女との会話が一番成立している。実際登場はしてないけど、双子も文章の中だけだけど出てくる。など、私の読んだ数少ない村上作品の中の「ねじまき鳥…」と背景が似ている。でも、別の男性。
    上巻でやっと話も彼の生活も動きが出てきた感じ。下巻が楽しみ。

  • 「羊をめぐる冒険」から4年、「僕」の新しい冒険が始まる。
    待ちうける暗く危険な運命の迷路を奇妙で複雑なダンス・ステップを踏みながらすり抜けていく。
    失われた心の震えを回復するため「僕」は様々喪失と絶望の世界を通り抜けていく。
    新しい成熟に向かう村上ワールドを堪能できる長編小説!


    ↓利用状況はこちらから↓
    http://lib.nit.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=NJ88006080&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 最近立て続けに
    村上春樹を読んでるから
    アキテキタ。

    主人公よ
    一体あんたは何がしたいんだ?

  • 羊男は言う。「踊るんだよ」と。
    上巻下巻、合わせて800ページ。長い長い話だが、テンポは遅い。やたらドーナツを食べる。それでも読んでしまうのは作者の文章の心地良さにはまるから。
    文化的雪かき。

  • 「僕」は人生の新たなスタートを踏み出すために、いるかホテルに行く。そこは「僕」にとって重要な場所。多忙な日々に区切りをつけ、札幌へと向かう。そこにあったのは新しくなったドルフィンホテルだった。

    いるかホテルで「僕」が出会うのは、受付の感じのいい女の子、羊男、ユキ。そして映画館のスクリーンのなかに五反田君とキキを見つける。

    キキのことを調べるために東京へ戻った「僕」は中学の同級生で俳優の五反田君と再会する。ふたりは意気投合し、娼婦をとる。
    残念ながらキキの情報は得られなかったが、「僕」は素晴らしい時間を過ごす。

    数日後、警察に連れて行かれた「僕」は五反田君が呼んでくれた娼婦のメイが殺されたことを知る。「僕」は五反田君に迷惑をかけないために何も話さない。すると警察は「僕」を必要以上に拘束する。
    警察による厳しい3日間から「僕」を助けてくれたのはユキの父親、牧村だった。


    登場人物がみんなそろってお金持ちな感じ。経費なのかもしれないけど。
    個人的には、いるかホテルの受付の子が好き。

    下巻へ続く。

  • 今回は他の長編作品ほどまだ深くは入り込んでいない。ただ登場する女性の描き方がとても魅力的。悪い女性がいない。

  •  春樹お勧めの方からこの前の三部作を読んでからの方がよかったのに、といわれました。 
     あくまでも都会的に洗練され、そのなかでまた繋がり繋がっていく。女性の首、耳の形の表現は春樹らしい。

  • いつもながらの独特の世界、ことば。
    いるかホテルへ向かい、そこから派生していく人との出会い、ストーリーの広がり。
    ふわっとした世界で現実味はないけど、それが不思議としっくりくる。
    複雑なダンス・ステップ。
    追い続けたら何に繋がってるんやろ。
    下巻が楽しみ。

全86件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

ダンス・ダンス・ダンス(上)のその他の作品

村上春樹の作品

ダンス・ダンス・ダンス(上)を本棚に登録しているひと

ツイートする