倒錯のロンド

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 55
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062044417

感想・レビュー・書評

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  • 『月刊推理』新人賞応募作『幻の女』の〝盗作<剽窃・パクリ)>〟を巡り、〝倒錯<倒置・歪曲・曲解・変態>〟と掛け合わせた大波乱の型破りな小説。第一部「盗作の進行」から第二部「倒錯の進行」まで、読者を引きずり込んで離さぬスト-リ展開は息を吞む面白さです。そして第三部「倒錯の盗作」に継ぐ「エピロ-グ」において、著者の宣告〝衝撃的なドンデン返し〟の仕掛けが大きな穴を開けて待ち受けています。果たして〝倒錯のロンド<輪舞・回旋>〟から抜け出せるのか?著者のみぞ知る〝現実と虚構〟の連続技に驚くべき結末が待っています。

  • 二重構造になっているミステリー・・・とだけ思って読み始めたらなんと!
    まぁ、びっくりさせられました。
    読み始める前に奥付付近を眺めて、ああ乱歩賞候補作ねなどとピラリピラリしたのでしたが、そこまでも!騙されました。

  • 240ページ作者の”どんでん返し”のメッセージに((´∀`))ケラケラ 

    倒錯(とうさく)とは
    ・逆になる、または逆にすること。ひっくり返ること。ひっくり返すこと。
    ・本能や感情・徳性の異常により、社会・道徳にそむく行動をすること。
    ロンドとは
    ・多くの踊り手がまるい輪をつくって踊ること。そのための舞踏歌。回旋曲。輪舞曲。
    とネットに書かれていました。

    読了後なんか人間不信になるなと感じた。
    結局最後は誰だったんだろう?
    この不信感を再度感じるなら、再読はないなと思った。

    昭和六三年度第三四回江戸川乱歩賞を調べてみたら、
    P298の通りの受賞者だった。
    確かに倒錯のロンドは入選していたのだ。
    はたしてこの物語は事実なのか、それとも・・・
    今、まさにロンド中
    この本リアルタイムで読んでみたかったな。

  • 叙述トリックといえばコレ!と言われているようなので読んでみた。

    新人文学賞に応募しようとしていた作品を締切直前に紛失した主人公。
    それを拾った男が原作者を殺して代わりに応募しようとして・・

    読みやすい文であっという間に読めた。
    からくりがあることは分かっていて、途中何度も違和感があるけれど、種明かしされるまで真相は分からなかった。
    それもそのはず、そのオチはちょっと反則なんじゃ・・・

  • イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387158600.html)
    日本推理作家協会賞候補(1990/43回)・江戸川乱歩賞候補

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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