晩年の子供

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 137
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062049252

感想・レビュー・書評

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  • 子供の頃の、水底から水面を見上げるような感情を感じられた。

  • 子どもが気を引きたくてする言動に苛々するのを見て聞いて感じる罪悪感

  • やっぱり同じ内容なんだから、文庫も通常版も同じ扱いにしてほしい。そうしないとほかの人のレビューを読むとき不便じゃないか。って、ここで書くことではないな。再読。短編集。小学生の頃、自分が何を考えていたか。早熟な子供だったとは思う。読書とともにあった人生だった。ってそれこそ晩年かよ。どれもすぐ忘れそうだけど、すっとした感じ。爽やかさではなく、冷たいような。山田詠美が子供の頃を振り返ってこれを書いたのなら、よく覚えてるなーと思う。「花火」のお姉ちゃんのような生活がうらやましい。子供ってやっぱ不自由だと思う。

  • やっぱり山田詠美の短編集はうまい。自分がもうすぐ死んでしまうと勘違いした少女の感情の動きもだけど、まず「晩年の子供」っていうタイトルからして、なんか心掴まれました。何にしろ、いずれも自分の子供のときにも感じたことがあるであろう違和感や戸惑いや悲しみなんだけど、遠い世界のことのようにすでに思えてしまう。さすがに山田さんが書く子供たちような洞察力や分析力はなかったにしても、自分にも自分なりの価値観はあったはず。当時自分はどのように生きてきたのか、さっぱりわからない。事実としての自分の言動はそれなりに覚えているけれど、ところどころの感情しか覚えていない。この短編集を読み、覚えていない自分がちょっとさみしくなったり。

  • 思春期を過ごす学生にささげたい。子供は子供らしくしてればいい。大人の年の功ってのは歳をとらないと分からないものだから。

  • 栗原美紀さん(情報メディアセンター)推薦

    短編集なのでとても読みやすいです。個人的にはタイトルになっている「晩年の子供」が気に入っています。命の期限を切られたら何をするか、思わず真剣に考えてしまうような、不思議な気持ちになりました。

  • 講談社、短編小説、「新潮」「小説現代」などに掲載、1991年10月7日、第1刷発行、定価1000円

  • 060905・借

  • 思春期の子供を書かせたら、この人の右に出る人はいないでしょう。本人に出会ったところなので、おまけで星4つ。小説は記憶力。

  • 『幸福は、本来、無自覚の中にこそ存在するのだ。』

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著者プロフィール

1959年東京生まれ。1985年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。1987年『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』で直木賞、1989年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、1991年『トラッシュ』で女流文学賞、1996年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、2005年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、2012年『ジェントルマン』で野間文芸賞、2016年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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