ワイルド・スワン(上)

  • 講談社
4.10
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感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062056533

感想・レビュー・書評

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  •  貴重な資料でもあると思うけど、読んでいても終わっても
     楽しくない。

  • うちの母と同じ世代の人の話だと知って愕然とした。

  • 初めて近代中国の歴史文化の実情が分かる本。
    中国共産党(というか毛沢東)は「無知」を奨励することによって国を統治している。
    無知を奨励するために、毛沢東の本以外は廃棄され、学校は機能せず、知識階級はただそれだけで迫害される。
    無知によって、ごく一部の権力者が権力を握り、その他は権力者の都合によって虐げられる構造。
    しかも虐げられ方がひどい(拷問や集団リンチが普通に行われている)。
    この話がたった〜20年前の中国でおこっていたこととに衝撃を受けた。
    今の日本でも同じことが行われていないか不安になる。20年後の歴史にどう描かれるのか?

  • 壮絶、の一言に足る。
    中国はやはり僕の器では測りきれない。

    蒼穹の昴→ワイルドスワンという黄金コンボ。
    次はパール・バックだ!

  • 無気力に拍車がかかっていた高校生活
    2年から3年にかけて本好きな Mちゃん、K、私 3人で当時の話題作を読み競った
    バイト禁止の我が家ではそれでもお小遣いを多くもらえるわけではなく
    本はハードカバーで買うことに拘っていたから何冊も買うことができずよく親に本を薦めては
    親に買わせて一番に私が読んでいたことを今更思い出す

  • パールバック「大地」の流れで、その後の時代について読んだ。
    ここに書かれていることが全てではないと思うけど、一つの時代の証言である。

  • 中国はすごい。
    中国人はすごい。
    中国を知りたい人にはお勧めの本。
    長いです。1回読んだらしばらくはいいかも。

  • 中国の人の伝記ってなかなか読む機会もないけど、なかなか嫌な世界ですね。今はまた違っているんだろうけど。
    文革にしろ、中華民国時代にしろ、実際にその場所で生きた人の記録って貴重だと感じました。
    なんだか不条理なことだらけで、歯がゆくなることもしばしばでした。

  • 関連:カラーパープルを見たなら、と薦めてあった

  • 中国の激動の時代を生き抜いてきた「祖母」「母」「著者」三世代のノンフィクション。
    短期間のうちに、ころころと立場が変わり、昨日まで裕福に暮らしていた役人が政局が変わった次の日には
    罪人として扱われていたり・・・まさに、政治に翻弄されていた時代。思想改造の時代。
    そんな中で著者一族、特に著者の「母」は、先見の明があるというか、常に新しい考え方、
    そしてうちなる善悪の感覚に全幅の信頼を置いて生きてきた。
    気持ちに正直に生きていている部分が、本当にすかっと気持ちがいい。
    当時としては、本当に珍しい考え方の持ち主であったのではないだろうか。
    夏先生の影響の絶大さを考えずにはいられない。

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著者プロフィール

1952年、中華人民共和国四川省生まれ。文化大革命が吹き荒れた1960年代、14歳で紅衛兵を経験後、農村に下放されて農民として働く。以後は「はだしの医者」、鋳造工、電気工を経て四川大学英文科の学生となり、苦学ののちに講師となる。1978年にイギリスへ留学、ヨーク大学から奨学金を経て勉強を続け、1982年に言語学の博士号を取得。一族の人生を克明に描くことで激動期の中国を活写した『ワイルド・スワン』『真説 毛沢東』(ともに講談社)など、彼女の著書は世界40ヵ国に翻訳され、累計1500万部の大ベストセラーになっている。なお、上記の2作はいずれも中国国内では出版が禁止されている。

「2018年 『西太后秘録 下 近代中国の創始者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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