のらくろ一代記: 田河水泡自叙伝

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062057592

作品紹介・あらすじ

漫画ブーム元祖のユーモア人生。一世を風靡した「のらくろ」誕生の秘話、「蛸の八ちゃん」など続々と新キャラクターを生み出し、サザエさんの長谷川町子女史が弟子志願…。明治・大正・昭和を生きた漫画界の「大御所」の自叙伝。

感想・レビュー・書評

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  •  BSで『マー姉ちゃん』が再放送されているので、長谷川町子について書かれた部分だけ読むつもりが、全て読み返してしまう。
     田河水泡による自叙伝は関東大震災のところまで。「夜遅く君のような長髪で歩いていては、自警団に怪しまれて危険だから、今夜は警察で保護する」とあり、千田是也が暴徒に殺されかけたという故事を思わせる。
     戦前の大ヒット漫画『のらくろ』のバックステージが、作者その人から語られないのは惜しい。しかし、文章は奥様(高見澤潤子)の方が読みやすい。
    「のらくろの黒つぶしのところを塗ったり(中略)電話の取りつぎといった仕事は私がやった」。ベタという用語は手塚治虫の編集者が思いついたらしい。それを「黒つぶし」と呼んでいるのは歴史的に見て面白い。

  •  
    ── 田河 水泡&高見沢 潤子《のらくろ一代記 ~ 田河 水泡自叙伝 19911201 講談社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/406205759X
    ── 田河 水泡《のらくろ 19310100-19411000 少年倶楽部》大日本雄辯會講談社
     
     Tagawa, Suihou 漫画 18990210 東京 19891212 90 /籍=高見沢 仲太郎
    ♀Takamisawa, Junko  19040603 東京 20040512 99 /旧姓=小林 冨士子/秀雄の実妹
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20161020
     
    ♀Hasegawa, Machiko  19200130 佐賀 19920527 72 /籍=長谷川 町子
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19460422
     
    ── 東京サザエさん学会・編《磯野家の謎 ~
    「サザエさん」に隠された69の驚き 19921218 飛鳥新社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4870311267
     
    https://q.hatena.ne.jp/1624314968#a1277697(No.2 20210622 08:51:11)
     
    (20210622)
     

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著者プロフィール

田河 水泡(たがわ すいほう)

1899-1989。漫画家。本名は高見沢仲太

郎。日本美術学校卒。落語作家を経て、『目

玉のチビちゃん』(1928)でデビュー。野

良犬の黒吉、通称“のらくろ”が活躍する『の

らくろ』シリーズは戦後まで続くベストセラー

となった。作品はほかに「蛸の八ちゃん」「凸

凹黒兵衛」など。1969年紫綬褒章受章。

「2016年 『滑稽の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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