三人関係

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 53
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062057899

作品紹介・あらすじ

群像新人文学賞受賞。現代人の生の感覚を鮮烈に捉える大型新人の登場。

感想・レビュー・書評

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  • 海外らしき見知らぬ場所で契約結婚らしきをした女性。
    気配だけで姿を見せない夫という人、言葉としきたりを教えてもらうために行った学校。
    自分が何者で、かかとを失い、鍵のかかった扉の部屋の向こうにあったもの。

    かつて三角関係だった私。
    その面影を探して、会社のバイトの女子大生が語る
    エッセイストとその夫と会ったことの内容を
    貪るように知りたいと思っていること。

    不思議な話〜。
    かかとをなくしてはかなり、最後が謎で、困った。

  • かかとをなくして、とカップリングである。かかとをなくしては海外版での電車を題材にしている。三人関係は村上春樹風の小説である。

  • @sanuksanuk: 「三人関係」(多和田葉子)を読んだ。『かかとを失くして』『三人関係』の2編。とにかく『かかとを失くして』のゾワゾワ感がたまらなく癖になりそう。欠落感を抱えたまま異世界を漂う疎外感と心細さとそれゆえに垣間見せるしたたかさがいい。確かに犬ちゃんさんが言うように反芻したくなるな。

  • 多和田さんの本では、これだけがなかなか手に入らず、
    東京へ出張した際に神保町の古本街で手に入れた。
    サイン入りで高かったけどまあ神保町訪問記念で…

  • 気になる多和田さんの本は何冊かあるのだが、図書館で目についたので群像新人文学賞をとった「かかとを失くして」が入ったこの本と芥川賞をとった「犬婿入り」を借りてみた。
    こちらには「かかとを失くして」と「三人関係」が収められてるのだけど、
    まぁ、不思議な話だ。(^^;)
    まるでつじつまは合わない、急に場面展開する、見ているときは理にかなってると思っていてもあとからよく考えればまったく意味不明な夢をそのまま書いた、っていう感じで、なんともいえない読後感です。
    でも、現実の中にもこういうわけのわからなさ、通じなさみたいなことはあるよなぁ…、って思えるところもあって、ひたすら、こういう感覚を冷静に?文章にできるって、すごいなぁ、って思いながら読み終えました。

  • 本を読む人読まぬ人とかくこの世はままならぬpart2より

  • 2008/4/25購入
    2009/2/23購入

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著者プロフィール

多和田葉子(たわだ・ようこ)
小説家、詩人。1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。文学博士(チューリッヒ大学)。1982年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。1991年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、1993年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、2002年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2003年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、2005年にゲーテ・メダル、2009年に早稲田大学坪内逍遙大賞、2011年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、2013年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2016年にドイツのクライスト賞を日本人で初めて受賞し、2018年『献灯使』で全米図書賞翻訳文学部門、2020年朝日賞など受賞多数。著書に『ゴットハルト鉄道』『飛魂』『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』『旅をする裸の眼』『ボルドーの義兄』『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』などがある。

「2022年 『太陽諸島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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