ステップファザー・ステップ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 906
感想 : 130
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062062169

感想・レビュー・書評

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  • ミステリ。中学生。双子。泥棒。新興住宅地。再読。少年たちは優しいし、お父さんも優しい。前に読んだ時と今と違うところは、倉敷に行ったのでなるほど街並みが想像しやすいぞというところ。

  • 双子の中学生と、泥棒が主人公の短編集

  • 相変わらず、安定の宮部先生。
    前にドラマ化されてたなーってことで読んでみたら、面白くて1日で読み終わり。
    親に捨てられた?(でもそこまで悲観していない)双子に弱みを握られたドロボウを生業とする男が行う家族ごっこ。
    次第に情だったり、愛おしさだったり、いろんな気持ちが入ってきて。
    さらにちょっとおもしろい事件も起きつつ、双子と男の距離が近くなっていくという、ハートフルなお話でした。
    柳のおじーちゃんがいい味出してたな。

  • ライトなミステリでとても好みでした

  • 宮部みゆきさんの本はほとんど読んだけど外れがない
    時代小説も好きだけど軽く読めるこの小説も好き 。
    この本はぼろぼろになるぐらい読んでるけど何回読んでもあきない 。
    双子の男の子と『お父さん』とのやりとりが軽妙で面白い。
    軽く読めるけど考えさせられるような内容になってます 。
    読み終わった後爽やかな気持ちになります 。

  • 少し前にドラマで放送されていたのを見逃したのがちょっと勿体無く感じる。泥棒がひょんな事から双子の擬似父親に…。双子の実の親の無責任さに憤りは感じるけど、軽いタッチで書かれる事件は読みやすくて、解決後の爽快感もあってどんどん読めた。宮部さんって本当に色んな作品が書けるんだなぁ。続編が出そうな終わり方なんだけど、予定はあるのかな。出たらぜひ読んでみたい。

  • 久しぶりに宮部みゆきさんの本を読みました。ドラマ化もされてたし、ずっと前に友達が面白いって言ってたので。泥棒とゆうアウトサイダーな人間が可愛い純真無垢な双子の子供達に段々心奪われていく時間の流れがよかったです。子供の可愛さが文章だけで伝わってきます。ただ章が変わるごとに登場人物の紹介が重なりくどかったり、テンポ良くするあまり推理のタネ明かしが早かったり、あんまり作り込まれた感じはしませんでした。最後に双子が同時に誘拐されるシーンとかも、もっとスリリングにじっくり描写してほしかったな。3点です。

  • 荒唐無稽かと思ったら、あるかもしんないと思わされる自然な感じ。意外に心が軽くなる。

  • プロの泥棒が屋根から転落。そこは両親不在の双子の兄弟が住む家だった。 保護者が必要な兄弟は警察への通報と引き換えに父親になってくれるよう提案する。 奇妙な父子関係スタートとともに、次々と起こる事件を描いた短編集。

    宮部先生のお得意とする少年もの。 適度にしたたかで、適度に子憎たらしい、それでいてとても純粋な「恐ろしい良い子たち」の双子の兄弟が魅力的。
    ユーモラスな会話や、様々な事件、そして継父となった泥棒が父性に目覚めていく様子(まさにタイトル通り)がとてもコミカルに描かれていて楽しめました。

  • 双子の交互しゃべりがよかった。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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