深い河

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 469
レビュー : 78
  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062063425

感想・レビュー・書評

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  • 中学か高校で読んでおきたかった。
    人生に対して腹をくくる手助けをしてくれる本だと思う。

  • 題名通りに深く混沌とした話だった。
    インドは行ってみたいとは思わないけど、話は聞いてみたいって感じの国。その雰囲気を知れた。

  • 今まで3回は読んだ。で、3回とも読んだことを忘れてた。
    別に話がつまらないわけではないのですが…

    号泣するくらいいい話なんだ
    罪って切ないと思う。罪を感じる者の身に起こる出来事が!
    本当に純粋でその場にいるときはただ黙って見ているけど
    後になってそれが無性に切ない。

    なんで★三つかって?それは君、話の好みってやつさ
    切ないが好きな話じゃない、いい話だったのさ

  • 自分ではどうしようもない罪や悩みを抱えたとき、人はそれを求める。
    そしてそれを具現化して現実に実感できるものが深い河なんだと思った。しかしそれは求める人にしかその意義がわからず、必要としない人にはむしろ不潔なものとして捉えられる。

    単なる綺麗事だけではなく、生きるということは辛いことであると神すらも示しているインドの文化は美しく感じられる。
    不明確な何かをただ一心に信じることは精神的な逃げを感じさせるが、そうすることで強さや優しさも感じられる。その人は人類にとっての希望のように思えた。信じることで少なからず救われる人はいる。

  • テーマは宗教。
    作者もキリスト教徒らしいけど、西洋的なキリスト教を「大津」という人間を代弁者として、批判したかったのかなー、と思う。

    んで、舞台はインド。
    いろんなものが混沌とするこの国で、人の生死であったり、運命であったり、生きるということそのもであったり・・・
    様々な登場人物がそれぞれ違ったドラマを背負ってこの地を訪れ、人の存在意義を確かめる。

    けど、これ、インドである必要はあったのかな?と疑問に思う。
    大津はともかく、その他の人たちのストーリーは強引にインドにこじつけた感じやし。
    ストーリーとしても、正直結構普通。
    というか、一般的に考えたら重い内容なんやろけど、なんかイマイチ共感できる部分が少なくて、イメージしずらかったってのが本音。
    インドの情景を思い浮かばせられる表現は引き付けられたけど、物語性はないし、面白くはなかったかな。

    あと、ラストが「え、終わり?」って感じ。
    もうちょい驚きが欲しかったなー。そういう小説ではないんやろけどさw

    でも、インドには行ってみたくなったから、この評価でw

  • 全体よりは所々のセンテンスで目を引かれた

  • 宗教とは何だろう。難しい。死について考える。

  • それぞれが愛を求めてそれぞれが人生の意味を求めて母なる河にたたずむ刻(とき)。人生の岐路で死を見た人々が、過去の重荷を心の奥にかかえながら、深い河のほとりに立ち何を思うのか。神の愛と人生の神秘を問う、著者渾身の感動的作品。純文学書下し。

    第35回毎日芸術賞受賞

    導入からは、夫婦の最期までの軌跡を辿る物語かと思った。
    読み進めていくうちに人物が増えていって、ああ自分の想像力は乏しいな、と思った。
    終わり方が気に入らない。消化不良なラスト。そういう演出なのかもしれないけど。
    高校の図書館で初めて借りた一冊です。

  • 伝えようとしている内容はいいんだけど、登場人物を駒の様に扱う描写の仕方が気に入らなかった。

  • インドに行くのに向けて読んだもの。
    それなりに面白いし、インドの状況を感じることはできたけど、物語としてはすっきりしない終わり方であんまり好みではない。

著者プロフィール

遠藤 周作(えんどう しゅうさく)
1923年3月27日 - 1996年9月29日
東京生まれ。父親の仕事で、幼少時代を満洲で過ごす。帰国後にカトリックの洗礼を受けた。1941年上智大学予科に入学したが、中退。慶應義塾大学文学部仏文科入学・卒業後、カトリック文学を学ぶためにフランスへの留学。帰国後の1954年『アデンまで』を発表し小説デビュー。1955年『白い人』で芥川賞を受賞し「第三の新人」として脚光を浴びた。
1958年『海と毒薬』で第5回新潮社文学賞及び第12回毎日出版文化賞、1966年『沈黙』で第2回谷崎潤一郎賞、1979年『キリストの誕生』で第30回読売文学賞評論・伝記賞、1980年『侍』で第33回野間文芸賞などそれぞれ受賞。1995年に文化勲章を受章している。
上記受賞作のほか、1993年刊行『深い河』もキリスト教と日本人をテーマにした代表作と見なされており、映画化された。60年代以降「狐狸庵山人」(こりあんさんじん)を名乗り、様々なエッセイを記した。数々の作品が欧米で翻訳され高い評価を受けており、存命中ノーベル文学賞候補だったこともよく知られている。

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