ナキウサギ 神々の庭に遊ぶ―丹治茂雄・千葉圭介写真集

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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062065986

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  • ナキウサギの生態が少し知れた。
    葉をくわえて冬眠の準備をするナキウサギが可愛かった。

  • 「ヨナキウサギのバイブル」というのは、ちと言い過ぎ、ですけれど。この本は(ワタシのキオクが確かならば)、刊行後間もなく入手したはずです。それよりもずーっと昔、私が幼稚園児だったころ、「ナキウサギの冬ごもり」といった記事と出逢いました。幼児を対象として頒布される雑誌(のようなもの)の一部だったはずです。そこにはイラストで、「ほっかいどう」に住む「なきうさぎ」という可愛い動物が(うさぎなのに耳が短い!)どのように寒い冬を過ごすのか、丁寧に説明されていました。イラストは、たとえば厚みの少ない透明な飼育箱で蟻を飼って「アリの巣」を断面で見せるような、そういう仕方で、大雪山系(おそらく)の岩の中が描かれていました。ほんとうに蟻の巣みたいで、そこには「食糧貯蔵庫」や「排泄場所」や「木の葉を敷いた寝床」などがきちんと別々に拵えられているのです。「なきうさぎたちは、ここで、はるがくるまであたたかくすごすのです」というような一文が附されていた、と記憶しています。冬ごもり……、南国育ちだからこその勝手な憧れだったのかもしれませんが、「冬眠」よりも数等倍魅力的なものに思われました。外は冬の冷たい風が吹き荒れているけれど、準備万端調った「おうち」の中には食べ物もじゅうぶん、ふかふかの寝床もあって、そこで靜かに雪融けを待つ……、今、こうして書いていても「いいなあ」と思います(そこに「ひと冬ぶんの書物」がありさえすれば…、嗚呼!!)。冬ごもり、したい!!無論のこと「アリとキリギリス(蝉)」のお話を知らなかったわけでもなく、長じて後、そういう「冬ごもり」のためには、「春・夏・秋」を如何様に過ごさねばならぬか、ちょっとは思い知ったつもりです。ああ、でも。「冬ごもり」したいなあ。そういうわけで、この可愛い写真集は、時に眺めて憧れ、時にわが戒めとする1冊です(やっぱり大袈裟ですが、本音です)。「ヨナキ」の意味はどこかで解題しました(「夜泣き蕎麦」から来る連想等々…)、それに続けて「ナキウサギ」です。私は、泣き上戸の、ちょっとした物音にも怯えるウサギのような、でも「これ」と決めたことには頑固者で、つまり人の助言も「聞く耳もたない」ほど耳の小さな、ウサギ、です。わたしはナキウサギになりたい。半分は、本心。でも、そうなればひょっとしてねずみの「フレデリック」みたいな異端児にもなりそうです。単なる怠け者、というだけかもしれません。ともあれ今生では「ニンゲン」だもの、というわけで、冬の間も出掛けねばならぬ用も多少あり、籠らねば仕上がらぬ「作業」も多々あり、で、とかくこの世はムズカシイ。

  • 北海道の大雪山に氷河期の昔から代々生き続けてきたナキウサギ。岩の上で瞑想し、小鳥のような声で鳴く彼らの不思議な生態。今、彼らの棲息域にも開発の波が押し寄せている。この小動物のことをもっと知ってほしい、2人のカメラマンが愛情をこめて綴る写真集。

  • 北海道の大雪山に氷河期の昔から代々生き続けてきたナキウサギ。岩の上で瞑想し、小鳥の
    ような声で鳴く彼らの不思議な生態。今、彼らの棲息域にも開発の波が押し寄せている…。
    2人のカメラマンが愛情をこめて綴る写真集。

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著者プロフィール

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「2022年 『WHITE graph 009』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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