顔に降りかかる雨

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 298
感想 : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062066686

作品紹介・あらすじ

大金を持って消えた親友の行方を追う私の前に、謎また謎が…。第39回江戸川乱歩賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 文章が上手でセリフが多い訳でもないのに読みやすい。ベルリンやナチスの件は理解しにくいが、他はとても面白く読めた。伏線も丁寧に回収されていて、再読でも苦にならなかった。

  • 桐野夏生さん、初めて読みました。
    バブルを思わせる言葉が次々とでてきて、今読むと少しタイムトリップなミステリー。この時代ならではのニオイが立ちこめてますね。
    好きな作風ではありませんが、引き込まれて一気に読みました。
    少し思うところのある友人、友人の恋人にひかれてしまう心、友人を殺した犯人は許さないという冷静さ。
    人の心の未熟さや真っ直ぐさが、生々しく描かれています。村野ミロシリーズ、順番に読んでみたいと思いました。

  • 顔に降りかかる雨/桐野夏生:第39回大賞受賞。1993年
    再読なような気もする。村野ミロシリーズ。歌舞伎町に住む。友人のノンフィクションライターのヨウコが1億円とともに行方不明となり、彼女の恋人とヤクザがやってくる。恋人成瀬はナルセモーターズの社長だが、ヤクザともかかわりある。成瀬とともにヨウコを探すミロ。
    先に結末読んじゃいました。
    ネオナチだの、ネクロフィリアだの出てきて、違和感を感じ通津読む。結末には必要なエピソードなんだけどね。
    ハードボイルドちっく。このあたりから、ウォーショースキーとが出たもんね。読んだ覚えはある。女性がハードボイルドに出てきた頃。
    この後、作者は次々と名作を生みだしていくのであった。

  • 車種や服のブランドなど、なんだか今読むと違和感。初版の年度を見ればバブル真っ只中と思われる年。なるほどなぁ。ベンツの型番まで書くあたりは今や滑稽な感じもあり。それもまた時代なんだけど。ストーリーはなかなか面白かったし成瀬とミロのやり取りは、敬語と脅し織り交ぜて読み応えはありました。最後のオチは分からなかったので「あらら」という印象。シリーズものなのですが、次読むかは考え中…

  • 第39回 江戸川乱歩賞受賞作 ミロシリーズ第1弾であり、作者のデビュー作品。前半はゆっくりと後半は一気に加速。グロテスクな内容は時代を感じさせないものがあると感じた。シリーズ物は一作目から読まないとつまらないと言うのもこの作品から学んだ。

  • 村野ロミは、1億円と一緒に消えた友人と共謀しているのではないかと疑われるところから話は始まる。スロースタートな話だった。なかなか盛り上がってこないけど、終盤にかけて一気に事件が動く。こことここが繋がっていくのかと絡んだ糸がほどけてゆくように全てが繋がっていく様は面白かったがやはり、内容がちょっとグロテスクだった。江戸川乱歩賞を受賞したのも納得。

  • 主人公は、夫に自殺された元大手マーケティング会社で働いていた女性。親友が恋人のお金を持ち逃げし、最後に連絡をしたのが自分であったことから、共謀の疑いを掛けられ、親友の恋人とともに親友と金の行方を探っていく・・・というお話。

    暴力団だの、ネオナチだの、死体写真愛好家だの、すごく色々な要素が重なり合って、ちょっと頭がついて行けないところもあったが、だからこそ読み応えがあった。

    最後の“愛しようのない男”“愛しようのない女”
    自分はちゃんと他人を大事にしてるかなって、すごく突きつけられた気がする。

  • 桐野さんのデビュー作。探偵、ミロシリーズ第一作めでもある


    チョット拍子抜け? した。

  • 大金と共に失踪した親友・耀子の行方を追う。徐々に明らかになっていく耀子の真実。ハードボイルドミステリーである一方、ネオナチ、死体愛好家などの過激なキーワードも出てきて、なかなか刺激的な内容だった。そして女性の悲哀も感じさせる。ミステリーデビュー作にして江戸川乱歩賞受賞というのも納得

  • 初、桐野 夏生さん、探偵村野ミロシリーズの第一弾。主人公の村野ミロの親友で、ノンフィクション・ライターの宇佐川耀子が、彼氏成瀬から預かった大金をもって姿を消した。成瀬に大金を貸した極道の親分に疑いをかけられたミロは、耀子の彼である成瀬と共に耀子の消息を追うが……。耀子の仕事関係者取材先・弟子として事務所に勤めるゆかりと色々な伏線があるが、一番怪しい耀子の彼である成瀬が大どんでん返しの主人公では、推理の醍醐味が薄れた。ミロの父親探偵?の役割は助言だけで活かされていない。江戸川乱歩賞受賞作って・・

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著者プロフィール

一九五一年生まれ。九三年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。九八年『OUT』で日本推理作家協会賞、九九年『柔らかな頰』で直木賞を受賞。『日没』『インドラネット』『砂に埋もれる犬』『燕は戻ってこない』など著書多数。日本ペンクラブ会長。

「2022年 『とめどなく囁く(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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