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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784062067072
感想・レビュー・書評
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面白エッセイは実におかしいし伊藤整の想い出話も味わいがあってよかった。『まちがいつづき』って人生のこと?としみじみし、表題作を読んでそうじゃなかったか、勝手に思い入れてしまった、と恥ずかしくなり、あとがきを読んでやっぱりそうだったか、と感じ入った。『ダダダダ菜園記』で伊藤礼に入ったので、著者と、今でいうところのニート暮らしが長くなってしまった癇性な若者が上手く結びつかない。しかし父が伊藤整であるというのはなかなかなプレッシャーだっただろうと思う。そして長い時間が経ったあと、グループ旅行で中国に碁を打ちに行けるくらい丸くなってよかったねと思う。
息子が父の生き方や業績を追うのは、距離が近いために他人がやるより大変な仕事なのではないかという気がする。伊藤礼は今89歳だが、著者が編集していた『伊藤整日記』の最終巻が完結したばかり。業績だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「かぼそい糸」という、伊藤礼の父親である伊藤整との関係について書かれたエッセイが素晴らしい。
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