ドラキュラ公―ヴラド・ツェペシュの肖像

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062068130

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  •  ブラム・ストーカーによってドラキュラ伯爵というモンスターに仕立てられたワラキアの雄――ヴラド・ツェペシュの大まかな生涯がわかる一冊。内容は伝記であり伝奇でもある。おそらくだがマンガ・ヘルシングはこの本を参考にしたのではないだろうかと思わせる一節もある。余談だが、藤子・F・不二夫のTPぼんにもヴラドは登場する。そこではよくある殺人快楽者と描かれていたが、今では時代を感じさせる1シーンとなってしまった。
     ただ本書においてわかりずらいのが地理だ。冒頭に小さな地図が掲載されているのだが、いかんせん情報が少なすぎる。各国の名前と首都名、山脈や河川の自然地形の名前しか載っていないのだ。そういった参考資料は別作者同タイトルの本に載っているのでそちらを参考にしたい。
     またこれも作者の力量であるが、流れるような文体や耽美な文章が題材にマッチしており素晴らしい。戦闘シーンは少なめで、戦争が起こった→結果どうなった、という形で進むので臨場感は物足りない。
     文庫本も出ているようだが、違いは不明である。

  • 後にドラキュラと呼ばれるヴラド・ツェペシュの伝記…伝奇?
    本当は恐ろしいなんたらっぽい耽美風。
    でもまあ面白い。

  • 織田信長、チェーザレ・ボルジアと並ぶ人物として、その畏れられた所業の裏に一本通った信念があった様を描く小説。
    折しも大河ドラマ「江」でトヨエツ演じる信長が江の目線で同じように描かれているのでタイムリー。惣領冬実「チェーザレ」は未読だが読みたいところ。
    後半、史実からそれてホラーっぽい要素が少しあるのだが、それもまた面白い。

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  • ヴラド・ツェペシュ=串刺し公として残虐性を書いたものは多いが、1人の人間として何を考え、何をしようとしていたのかが分かり、いままで持っていたイメージが変わっていた。(2002.6.15)

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著者プロフィール

東京都生まれ。一九九一年『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となり、翌年、東京創元社より刊行されデビュー。『未明の家』に始まる「建築探偵桜井京介の事件簿」はベストセラーに。主な著書に「龍の黙示録」「イヴルズ・ゲート」「レディ・ヴィクトリア」など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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