白いメリーさん

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 176
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062069540

感想・レビュー・書評

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  • 9篇の短編集。
    どの話の設定も考えてみると恐ろしい。しかも、それぞれが違う種類の恐ろしさ。だけど、クスッと笑ってしまう。軽くスイスイ読めてしまう。だから、読了後、面白かった〜と思いながら、その後、どうなったのか気になったり、ゾワっとなる。

    特に好きなのは、
    『日の出通り商店街 いきいきデー』商店街のおやじ達のいきいきした姿よ
    『クロウリング・キング・スネイク』姉じゃの意外な選択!
    『脳の王国』想像のつかない世界…
    『掌』ラストの恐ろしさ
    『白いメリーさん』噂の真相は悲しくて切ない

  • 隣の中華料理屋さんみたいな味。
    美味いわけじゃないんだけどなんか癖になる。

  • いきいきデーにやられた(笑)
    怖いのはあんまり覚えてない、再読予定

  • ☆3.2

  • 中島らもづいている。と言っても、最近はDVD鑑賞の方にうつつを抜かして、夜勤の時しか本を読んでいないなぁ。でも今日はたくさん読めた。9編の短編集。字が大きいし、短くて読みやすい。全部面白かった。最初の「日の出通り商店街 いきいきデー」なんて、筒井康隆みたいなスプラッタ。エロイのもあり、怖いのもあり。表題作はホラーだ。噂を追うなんて全く私好みだわ。そこら辺ももっと知りたかった。

  • おもしろかったー。これもエンタメ、これぞエンタメ!

  • ヘビメタの話が秀逸。白いメリーさんは実際に存在するけど、落ちが悲しい。本当に優しい人は生きにくい世の中。

  • 恐くて面白い!
    テンポもまとまりも良かった。
    らも氏のホラー小説もっと読みたかったな。

  • こどものころによみました。エレベーターの話。男女がね、閉じ込められて、そのまま上がってくの。永遠かとくらいずうっとずうっと。何階も何階も。その間を、みしらぬふたりがなんとかして潰すため、おはなしをして、話を長く、たくさん、保たせるための工夫して…てっぺんについた!ってわかったあと…
    こわかったぁーしばらくこわかった。今読むと、どうなんだろ。

  • 「日の出通り商店街 いきいきデー」「クロウリング・キング・スネイク」「白髪急行」「夜走る人」「脳の王国」「掌」「微笑と唇のように結ばれて」「白いメリーさん」「ラヴ・イン・エレベーター」の9編を収録。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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