朝の歓び〈上〉

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 87
感想 : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062069854

作品紹介・あらすじ

妻を亡くした良介と再会した日出子。互いに隠しごとを秘め、ふたりはイタリアへの旅の途にあった…。最新長編ロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 読みはじめた瞬間にこの設定はないわと思いました。
    終わりまでよんでも、誰一人として共感できないし。
    作品に向かって不倫はだめでしょ!なんていう気は
    ないけど、そうせずにいられない心の葛藤とかは伝わってこない。下巻に続くけどどこにもたどり着けない気がする。

    これを読んで、生命の輝きが…云々って全然思えないのは、私がおこちゃまだからでしょうか。

  • わかりやすく、なかなか面白かった。日出子となかなかうまくいかないのが、男と女のありえそうな関係だと思った。

  • 若干、ストーリー展開にまどろっこしさを感じさせながらも、読み進めさせるのは、作者の筆の力でしょうか。下巻が楽しみです。

  • 多分読み返したのは10年以上ぶりの本です。
    上巻を読み終えて、これだけスッポリと内容が記憶から抜けるものか!と我ながらビックリしました。
    何となくうっすら覚えていた事もありますが、それは話の大筋とはほとんど関係ないエピソードでした。
    でもそれも仕方ないか・・・という感じがしました。
    これは中高年の恋愛小説だからです。
    当時20代の私には共感できる事も少なかったのだと思うし、今読み返しても話がまだるっこしい上に、登場人物の行動がスッキリしないので読んでて疲れました。

    主人公は半年前に妻を亡くした45歳の男性。
    彼は仕事を辞めて、以前わだかまりをもちながら別れた恋人とよりを戻し彼女とイタリアに旅行します。
    若い頃に別れた兄に会うために。
    そして女性が以前旅先で出会った青年に会うために。

    これを読んでふと思ったのは宮本輝さんの描く女性はふてぶてしい人が多いという事です。
    人柄がいい人でもどこかふてぶてしい。
    この物語のヒロインもそうです。
    悪い女性ではないけど、いつも相手を責めて自分は謝らない。
    確かに女性は男性に比べてそういう所があるし、それは作者の女性観なのかもしれないと思いました。
    亡くなった奥さんの生命保険で、奥さんが生きていた頃不倫していた女性と外国に旅行するなんてとんでもない!と普通なりますが、何故か宮本輝さんの主人公だとそうはならない。
    それは登場人物に品があるからだろうと思いました。
    それにしても中高年の恋は難しい。
    お互いが好きならそれでいいという訳でなし。
    この二人の恋の行方はこれからどうなるのでしょう?

  • (1993.10.17読了)(新聞連載)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    妻を亡くした良介と再会した日出子。互いに隠しごとを秘め、ふたりはイタリアへの旅の途にあった…。最新長編ロマン。

    ☆関連図書(既読)
    「蛍川・泥の河」宮本輝著、角川文庫、1980.02.29
    「優駿(上巻)」宮本輝著、新潮社、1986.10.25
    「優駿(下巻)」宮本輝著、新潮社、1986.10.25
    「ドナウの旅人(上)」宮本輝著、朝日新聞社、1985.06.30
    「ドナウの旅人(下)」宮本輝著、朝日新聞社、1985.06.30
    「異国の窓から」宮本輝著、光文社、1988.01.31
    「葡萄と郷愁」宮本輝著、角川文庫、1990.10.10

  •  以前読んだのにタイトルを見ても思い出せなくて、図書館でまた借りてしまいました。  作者宮本輝の特質は「どのようにも解決がつかず生の領域からはみ出てしまう悲しみが結晶するような男女関係を抽出して見せることができる作家」だと僕も思う。  作者は別の本のあとがきで、「まるでファッションのように、世間に不倫があふれている。そんな軽い不倫をあざ笑い」、「不倫というのは命がけでやるものだ。トルストイ・ロレンス・近松みんな命がけだった。昨今の男女の下半身のだらしなさに少々腹を立ててみたかった。」そう述べている。  互いに秘密を持った男女がイタリア旅行をし、男同士の友情は片方の不倫の終結を見届けることとなり、主人公の奥さんが亡くなっている為に彼の行動は不倫ではなくなる。 いいな、都合が良くて。


    http://chatarow.seesaa.net/article/123746565.html

  • 読了日不明

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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