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- Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062071345
作品紹介・あらすじ
大プロジェクトを担った技術者たちの人間ドラマ。戦後初の国産旅客機開発に名機「零戦」の技術は引き継がれたのか。経験不足、技術の立き後れ、予算の制限、次々と発生する予期せぬ事態…。新世代の技術者たちは、不眠不休で数々の困難に立ち向かい名機を創った。
感想・レビュー・書評
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26年前に買って、ずっと積読状態だった本。
やっと読み切りました。
この本に描かれているのは昭和10年代半ばの戦中から、戦後の昭和、平成の初期までの、日本の工業界と政治経済界の動き。
「日本初の国産旅客機YS-11」を生み出した国家プロジェクトの始まりから終わりまで、そこに関わった人々、そこで起こった出来事が克明に記されているドキュメンタリー。
飛行機好きな私としては、YS-11が造られていく過程の物語として、エンジニア達の奮闘ぶりを楽しめた部分は沢山ありつつも、YS-11がビジネスとしての成功には至らず、事業が継続しなかった点がなんとも中途半端で、残念な歴史であることを知り、難産の末に産まれたYS-11の不憫さを感じました。
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