- Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062071833
感想・レビュー・書評
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6/7 読了。
「絶対的な安全圏から物語を傍観し搾取する、最大の加害者としての読者」という視点をギミックとして組み込んだ短編ばかりを集めたメタミステリー短編集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実験的なミステリー、と思ったら1994年の作品なのでもう20年前なのかあ。
好き嫌いが分かれそうですが、ゾクッとさせてくれるのはやはりミステリーとして優秀だと思いました。 -
イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387161344.html)
(収録作品)「私が犯人だ」/禍なるかないま笑う死者よ/密室症候群/「あなたが目撃者です」/いいニユース、悪いニュース/蒐集の鬼/不在のお会/音のかたち/解決ドミノ倒し -
たんたんとした短編集。最後のお話が良かったかな。
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「ミステリーズ」といいながらも、ミステリでないものも多々混じっている印象を受ける短編集。でもどれもこれも見事! 作品そのものがミステリではなくとも、「ミステリ」というものについて書かれている作品であるのは間違いないだろうし。
ポオ好きな私としては「私が犯人だ」がかなりのツボ。ポオのモチーフを巧く取り入れつつ繰り出される物語、とんでもないオチ、そしてラストのひとこと! これはポオの作品を読んでから読むのがお薦め。ほんっとに巧いよ~。
「解決ドミノ倒し」「いいニュース、悪いニュース」「蒐集の鬼」などととにかく皮肉めいた作品が目立つのが特徴かな。でも後味はあっけらかんとしすぎて爽快なくらい。 -
私にはなんだか疲れる小説でした。
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ミステリは、また1つ進化の階段を登った……。正常は異常。異常が正常。全てを読み解いたとき世界が変る!