暮坂

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 13
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062072700

感想・レビュー・書評

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  • 面白すぎてびっくりしている。途中で一人称が「ぼく」から「私」に変わるところなど、思わずつっこみたくなると同時に、なんとも言えない凄みを感じた。読書をしながら、文と文の間で「立ちすくむ」という経験を、生まれて初めてした。

  • 小島さんが78歳くらいの時の作品(かな?)。読んでいて、煙に巻かれるような感触。それが小島さんの小説で、虚実とかそんなことはどうでもいいのです。あれの話をしてたなぁ、と思ってたら、それの話にいつの間にか移っていて、と思ってたら、また今度はこれの話になっている。みたいな。掴み所がない。浮遊してる。その流れに身を任せると、本当に心地よい。ある意味でループしてたりもするよな。あ、またその話してる。あれ、これってさっきも読んだよな、とか。なんか迷路にはまったような錯覚になったりもして。不思議なんだよ。ほんと。。。(06/10/30)

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著者プロフィール

小島信夫(1915・2・28~2006・10・26)小説家。岐阜県生まれ。1941年、東京帝国大学文学部英文科卒業。第二次世界大戦中に召集され中国にて従軍するが敗戦後の1946年に復員し、新制高校などでの勤務を経て1954年から1985年の定年まで明治大学で教鞭を執る。文壇に出てからは安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作、庄野潤三らとともに「第三の新人」と呼ばれた。1955年「アメリカン・スクール」で芥川賞、1965年『抱擁家族』で谷崎賞、1982年『別れる理由』で野間文芸賞、1998年『うるわしき日々』で読売文学賞など、数多くの文学賞を受賞した。ほかに『私の作家評伝』『私の作家遍歴』などの長編評論やウィリアム・サロイヤン『人間喜劇』の翻訳といった仕事も知られる。最晩年の『残光』に至るまで、滑稽味と哀切さを兼ね備え、また批評性と実験性に富んだ複雑な作風は、現代日本語文学において唯一無二の光を放つ。

「2022年 『各務原・名古屋・国立』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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