夫・手塚治虫とともに―木洩れ日に生きる

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 14
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062073301

作品紹介・あらすじ

今はじめて、妻が明かす巨匠「手塚治虫」の素顔…。超人気漫画家として仕事に追いまくられる多忙な日々。アニメに賭けた夢、虫プロ倒産。家族への"木洩れ日"のような温かな愛。昭和を駆けぬけて逝った天才手塚治虫の素顔を、三十年の歳月をともにした妻が今語る…。

感想・レビュー・書評

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  •  私のような凡人でも仕事に追われることはありますが、これほど仕事に追われながら素晴らしい作品を作り続けるということは、天才と呼んでしまうのは簡単ですが、本当に並大抵のことではありません。また、それを支えた家族の存在も大きいことは言うまでもありません。

     この本は、手塚治虫さんの妻である悦子さんが、治虫さんを中心に手塚家の日々を綴ったものです。既に治虫さんが亡くなった後に書かれていますので、やや思い出とした美化されているところはあるのかも知れませんが、読んだ印象では、非常に率直に書かれているなと感じました。舅と姑の話などは、直接治虫さんとは関係ないわけですが、治虫さんの人間像を理解するには貴重な情報と言えます。また、治虫さんの子どもたちへの愛情も随所に書かれています。仕事があまりにも忙しかったわけですので、例えばディズニーランドに一緒に出かけたというエピソードであっても、その時間を確保しようとした努力が忍ばれます。

     結果としては、長年の無理が体調を崩すことにつながったのかも知れませんが、もしかすると、それほど自分を追い込んでいかないと、あれほどの傑作は生まれなかったのかも知れません。どちらにしても、私のような凡人には想像もできない世界の話ではあります。マンガやアニメの世界もどんどん新しいものが生まれていきますが、手塚治虫さんの作品を後生に伝えていきたいです。

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