彼も人の子 ナポレオン―統率者の内側

著者 : 城山三郎
  • 講談社 (1996年4月発売)
3.25
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062073721

作品紹介・あらすじ

「不遇のときこそ、人は素顔を見せる」。世界史の中で最も強烈な光を放った男のこころを見つめる城山文学の新境地。

彼も人の子 ナポレオン―統率者の内側の感想・レビュー・書評

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  • 城山三郎が書いた小説の中では、
    異質なものである。
    時の人を時代の中から描いていくという
    仕事を中心にしている。
    これまでは、日本人が中心であったが、
    まさかナポレオンに焦点を合わせるとは、
    驚きであった。

    ナポレオンの生涯は、ある意味では
    戦いにつぐ戦いであった。
    そして、ナポレオンのおかげで、
    300万人近い人が死んだという。
    人生の大半が、戦争であった。

    琉球には、大砲や小銃はもちろん、
    槍や弓をもたない。
    「それは戦争がないから」というホールの説明に、
    ナポレオンは「この太陽の下で、
    戦争を知らない人間がいようとは、
    とんでもない異例なこと」と仰天する。

    「不遇の時こそ、人は素顔を見せる。」
    「神の子、人の子、時代の子」
    といわれるナポレオン、人を寄せつけぬ風情で、
    とうざかっていく彼に追いすがり、
    「一体どういう人間なんだ」
    と両肩をつかんで、振り返らせたい。
    という強い趣旨による。

    機を見て集中する。勢いにのる。

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