みだれ絵双紙 金瓶梅

著者 :
  • 講談社
4.29
  • (7)
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062073981

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とても惜しい。でもイマイチ。

    金瓶梅の設定や登場人物を借りて、一部水滸伝の登場人物も織りまぜながら皆川博子のオリジナルストーリーが展開される。

    前半は原作の設定をうまく生かせていてすごく良かったのだが、後半、だんだん内容におちゃらけが入ってきてしまい、最後もぐだぐだに終ってしまったので、佳作には一歩及ばず。せっかくの序盤のいい雰囲気がだいなし。

    絵草紙ということでイラストがほぼ毎ページ出てくるのはこの絵が好きな人にはいいかもしれないが、個人的にはどうでもいい。ライトノベルじゃあるまいし、純粋に文章だけで勝負して欲しかったです。

    ただ、設定としての金瓶梅世界の可能性を大いに感じさせてはくれました。

  • 全てのページに、それぞれ違ったレイアウトで白黒の素晴らしい挿し絵が添えられていて、パラパラ眺めるだけでため息が出るような本です。

    挿し絵を眺めるだけで満足してしまって、なかなか読み終わりません(^^;)

  • 絵も文も最高でした。皆川先生、岡田先生。神。皆川作品では珍しいほどハッピー(・・?というとまあ微妙なんだけど)な作品ですごく読了感よかった。大円団ですね!

  • 金瓶梅のパロディといえるだろか。確か幼稚園ぐらい…そうでなければ小学校低学年の頃に読んだ覚えがある。最近、図書館でふと見つけた本が、そのときの本で、びっくりした。当時、読むといっても内容は全然わからなかった。ただ、妖しい絵が印象に残っていた。子供ながらにエロを感じ、そして気味が悪いと思った。文はいまみたいに読めなかったから「見る」といったほうが正しい。「みだれ絵双紙」の名のとおりの作り。ぱらぱらとページを繰り眺めるだけでも楽しめる。記憶の中の絵もちゃんとあった。ディスティニー。。。作者、画者、共に楽しんでらっしゃるようで良い。怖い、妖しい、美しいの三拍子がテーマの彼女の、また別の一面が見られる本。ところどころに歌舞伎趣味が入っててやっぱ皆川さんらしいとこもある。グロテスクなところもあるけれど、この作者なら納得できる。なんだかんだでハッピーエンドです。

  • 岡田嘉夫氏の挿絵がなければコメディかと思うほど滑稽。元になった話は中国小説だがそちらの方を読んでみたいと思った。

  • 結局金瓶梅がどんな話かわからず
    wikiでみたら、だいぶ違うのね〜
    しかしこの絵昔から好きだったので
    まさかの全ページ挿絵は嬉しい誤算でした。
    まあ、若干読みにくさはあったけど…

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

1930年生まれ。『壁 旅芝居殺人事件』で日本推理作家協会賞、『恋紅』で直木賞、『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、『死の泉』で吉川英治文学賞、『開かせていただき光栄です』で本格ミステリ大賞を受賞。著書多数。

「2022年 『皆川博子随筆精華Ⅲ 書物の森の思い出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

皆川博子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×