妖精王の月

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感想 : 57
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062074636

感想・レビュー・書評

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  • 現実世界と妖精界を舞台とした、アイルランドの伝説を元に生まれた物語。煌びやかな妖精界と、偶然にもその世界へ足を踏み入れてしまった少女たちの冒険が描かれている。
    シリーズ全作が繋がっているように構成され、更に大きなスケールになっている。

    読んでいて手が止まらなかった!この本に出会って、ファンタジーの世界に惚れ込みました。私の人生を変えたと言っても過言では無いほど。是非もっと多くの人に読んでもらいたい!!

  • 私も妖精王に求婚されたいよー。
    面白かったけどもう少し余韻というか、行間から漂う雰囲気が欲しかったのと、グウェンたちが普通の世界でどう暮らしているのかが読みたかったので星3つ。
    ケルトの文化って、キリスト教と複雑に絡みついているのね。

  • 一言で言うとケルトの妖精ファンタジー。ただ舞台が現代で
    あり、その現代に普通に妖精の存在を信じている人間が未だ
    多くいるというところがミソか。つまり妖精の世界はあちら
    側にだけあるのではなくこちら側と重なり合って今でも存在
    しているということだ。

    大蛇退治の7戦士が集まるところはドキドキしたが、それ
    までの旅程と、揃った後の戦闘と結果には不満が残る。消化
    不良の感あり。

  • なたの答えがノーでも、彼女の答えはイエスだ。わたしは〈人質の墳墓〉から花嫁を連れていく。フィンダファーを寝袋もろともさらいあげると、妖精王は塚山から去った。タラの丘の〈人質の墳墓〉でキャンプした夜、別の世界にあこがれるいとこ、フィンダファーが妖精王にさらわれる。翌朝からグウェンのいとこを連れもどす旅がはじまる。妖精たちとの絶妙な出会いに助けられながら。だがケルトのフェアリーランドは、グウェンにとっても魅力ある世界だった。

  • アイルランドとカナダに住む従姉妹同士の女の子が妖精の国に近づく。タラの墳墓の中に入った二人は一夜を過ごすが、一人は妖精に付いて行ってしまった。ケルトの妖精の雰囲気がいっぱいのお話。

  • ケルト神話をベースにしたファンタジー。妖精王と共に姿を消したいとこを追いかけ、妖精?に導かれつつアイルランドを旅してゆく。児童書。
    初読から20年近くたっており、さわりの部分しか覚えていなかったが、ようやく見つけて読むことができた。その頃空色勾玉を読んだ時期でもあったので、なんだか設定が似ているなぁと思いながら読んだ記憶がある。
    妖精は美しく率直だが、が気まぐれで残酷。日本でいうと妖怪になるのかも知れないが、日本の妖怪が(座敷わらし等はいるが)不思議で恐ろしいものというイメージがあるのに対し、ケルトでは妖精は隣人でありすぐそばに暮らしていたものなのかも。文化的背景等も考えて見るのも面白い。

  • ”妖精の世界にとどまって仲間になるか、現実世界を「影」となってさまようか。”(帯のキャッチコピーより)

    妖精が登場する本を読みたくて、図書館から借出。
    どこか懐かしいわくわく感と、情景描写の言葉が素敵で、いい時間をもらったような気持ち。
    最後まで読んでから、冒頭を読むと、新たな切なさが湧いてくる。

  • 主人公はカナダ人の少女グウェン。
    いとこのフィンダファーをアイルランドにたずね、二人でケルトの妖精物語の舞台をめぐる旅行に出かけることになりました。

    伝説の洞穴で野宿していると妖精王フィンヴィラがフィンダファーをさらっていき、グウェンはさらわれたいとこを取り返す旅を始めます。

    冒険を続けるうちに、フィンダファーが「妖精の女王」として、そして「狩人への生贄」として選ばれたことを知ったグウェン。
    運命に立ち向かうため、7人の仲間を集めて最大の敵と対峙します。

  • <アイルランドの風土が羨ましい! 1994年度ルース・シュワッツ賞受賞作>

     ケルトの薫りに恍惚となる、ロマンティックファンタジー☆
     フィンダファーとグウェン、16歳の従姉妹コンビがアイルランドを旅した夏休みのこと。タラの妖精塚で眠ってしまったばかりに、妖精王にさらわれていったファインダー。それを追いかけて、グウェンも妖精界へと引きこまれていきます……。

     ネタバレで恐縮ですが、忘備録も兼ねているので、面白かったところを書き留めておきますと、
     なんと、フィンダファーちゃんは自らの意志で妖精王に愛を捧げ、犠牲になることを選んだんですね。そして妖精王も、愛する彼女と妖精界を救うための戦いを決意することに。時空を超えた相思相愛!
     従姉妹を救いに行ったグウェンも、いそがしい最中に運命の相手と巡り会います。容姿ではなくグウェンの内面こそを慈しむダーラ。二人の会話がとっても可愛い♪(本気でうっとりできる自分もすごい……)

     いくらか少女趣味かもしれませんが、メリング作品は女の子の視点から綴られたファンタジーである点が、私には嬉しかったです。正統派の冒険ファンタジーってのは、差別的な意味合いはなくても、ともすれば男性優位に進みやすいですからね……★
     大切なひとを守るために戦う彼女たち。自己犠牲的な友愛が、ロマンティックな文体と相まっていじらしく描き出されています。O・R・メリングの編み出し編みこむ世界、キルトに綴るような愛も美しいし、井辻朱美の詩的な翻訳もため息ものです☆

     妖精界と現代の世界が普通に隣り合わせていて、二つの世界観を行き来するこの物語。あちこち意外なほうに展開していくのに、何だか普通のことのように見えてくるのは、アイルランドというファンタスティックなお国柄によるところなのかな。なんてうらやましい風土なんだ!
     最後は、指先を地図に這わせて「ここをこう通った」などと確認を。夢みる世界の半分以上が実在しちゃいます。嬉しいに決まってます☆

  • 「あなたの好きそうな本」っていわれたんだけど、「そんなことは・・・」と思いながら読んで、だんだん終わりが近づくにつれ、「そうかも・・・」。ええ、結構、こういう話、好きです。妖精って、フェアリーって、おもしろい。アイルランドの妖精はとくにおもしろい。ラスト、フィンヴァラだけかな、過去の生贄達もそうだったんじゃないかと私はひそかに思っている。

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