- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062074636
感想・レビュー・書評
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現実世界と妖精界を舞台とした、アイルランドの伝説を元に生まれた物語。煌びやかな妖精界と、偶然にもその世界へ足を踏み入れてしまった少女たちの冒険が描かれている。
シリーズ全作が繋がっているように構成され、更に大きなスケールになっている。
読んでいて手が止まらなかった!この本に出会って、ファンタジーの世界に惚れ込みました。私の人生を変えたと言っても過言では無いほど。是非もっと多くの人に読んでもらいたい!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私も妖精王に求婚されたいよー。
面白かったけどもう少し余韻というか、行間から漂う雰囲気が欲しかったのと、グウェンたちが普通の世界でどう暮らしているのかが読みたかったので星3つ。
ケルトの文化って、キリスト教と複雑に絡みついているのね。 -
一言で言うとケルトの妖精ファンタジー。ただ舞台が現代で
あり、その現代に普通に妖精の存在を信じている人間が未だ
多くいるというところがミソか。つまり妖精の世界はあちら
側にだけあるのではなくこちら側と重なり合って今でも存在
しているということだ。
大蛇退治の7戦士が集まるところはドキドキしたが、それ
までの旅程と、揃った後の戦闘と結果には不満が残る。消化
不良の感あり。 -
なたの答えがノーでも、彼女の答えはイエスだ。わたしは〈人質の墳墓〉から花嫁を連れていく。フィンダファーを寝袋もろともさらいあげると、妖精王は塚山から去った。タラの丘の〈人質の墳墓〉でキャンプした夜、別の世界にあこがれるいとこ、フィンダファーが妖精王にさらわれる。翌朝からグウェンのいとこを連れもどす旅がはじまる。妖精たちとの絶妙な出会いに助けられながら。だがケルトのフェアリーランドは、グウェンにとっても魅力ある世界だった。
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アイルランドとカナダに住む従姉妹同士の女の子が妖精の国に近づく。タラの墳墓の中に入った二人は一夜を過ごすが、一人は妖精に付いて行ってしまった。ケルトの妖精の雰囲気がいっぱいのお話。
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ケルト神話をベースにしたファンタジー。妖精王と共に姿を消したいとこを追いかけ、妖精?に導かれつつアイルランドを旅してゆく。児童書。
初読から20年近くたっており、さわりの部分しか覚えていなかったが、ようやく見つけて読むことができた。その頃空色勾玉を読んだ時期でもあったので、なんだか設定が似ているなぁと思いながら読んだ記憶がある。
妖精は美しく率直だが、が気まぐれで残酷。日本でいうと妖怪になるのかも知れないが、日本の妖怪が(座敷わらし等はいるが)不思議で恐ろしいものというイメージがあるのに対し、ケルトでは妖精は隣人でありすぐそばに暮らしていたものなのかも。文化的背景等も考えて見るのも面白い。 -
「あなたの好きそうな本」っていわれたんだけど、「そんなことは・・・」と思いながら読んで、だんだん終わりが近づくにつれ、「そうかも・・・」。ええ、結構、こういう話、好きです。妖精って、フェアリーって、おもしろい。アイルランドの妖精はとくにおもしろい。ラスト、フィンヴァラだけかな、過去の生贄達もそうだったんじゃないかと私はひそかに思っている。