- Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062076401
感想・レビュー・書評
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わたしは好きです。オースターが描く現実の存在の不確かさとそれへの不安。マッズケリの画風が陰影を使ってシンプルだけど無表情に伝わってくる。但し絵にしちゃうから想像で補うべきところを描いてしまっている。でもわかりにくいポールオースターの話はこれでよいんじゃないだろうか。いったいクィンはどこに消えたのだろうか。そもそも存在したのだろうか。
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描き方も個性的で良かったけれど、小説の方がいいかなと思いました。
だって分かっちゃうじゃん。 -
グラフィック・フィクション・シリーズ第1弾としてオースターの小説をコミック化。クールな文体と奇妙な雰囲気が見事にヴィジュアライズされていて、コマのつながりが特に秀逸。表紙のドーンて感じもいい。
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08051
04/09 -
小説をコミックにしようという「グラフィック・ノベル」シリーズの第一作。
原作はポール・オースターによる「ニューヨーク三部作」の一つで、重層構造のファンタジックなミステリー。
独特のハイセンスな絵柄は原作の作品世界を壊す事無く複雑なストーリーを描き出すことに成功している。
お勧めの一冊。 -
独特でへんてこな漫画ですw
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とにかく内部を細部にわたって描こうとする姿勢はいかにもオースターって感じだったけど、ドンデン返しを求めるという期待を裏切ること自体がドンデン返しっていうマニアックな遊び心にはちょっと付き合いきれなかった。もうちょい普通がいいや。(小説版の感想)