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- Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062077507
感想・レビュー・書評
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1995年発行、講談社の単行本。介子推という人物はあまり好みのタイプではない。ラストの重耳や咎犯を批判する点だが、少し後の価値観で咎犯が批判的に捉えられるのはわかる。しかし、介子推の考えも一貫していないように思える。もちろん身分制度が厳しい時代、下の階級から立身できるのは、トップの身近に仕えていた人だけというのも現実だろうが。さて、晋の文公の放浪時代は重耳では上から書かれていたが、下から書かれるこの作品では厳しさが一段と際立っているように思える。
あとがき:「あとがき」(平成7年5月吉日)宮城谷昌光、他:初出誌「季刊歴史ピープル」'95陽春号一挙掲載、詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こんな人になりたい。宮沢賢治の、雨ニモ負ケズを連想した一冊だった。こういう人好きだな。
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介子推が中国人に慕われている理由もわかる。作者の思い入れもわかる。でも何故か好きになれないんだよね。
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2008/7 再読
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宮城谷作品の中でも最も思い入れのある本。何故だかものすごく泣いた。
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