介子推

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 97
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062077507

感想・レビュー・書評

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  • 1995年発行、講談社の単行本。介子推という人物はあまり好みのタイプではない。ラストの重耳や咎犯を批判する点だが、少し後の価値観で咎犯が批判的に捉えられるのはわかる。しかし、介子推の考えも一貫していないように思える。もちろん身分制度が厳しい時代、下の階級から立身できるのは、トップの身近に仕えていた人だけというのも現実だろうが。さて、晋の文公の放浪時代は重耳では上から書かれていたが、下から書かれるこの作品では厳しさが一段と際立っているように思える。

    あとがき:「あとがき」(平成7年5月吉日)宮城谷昌光、他:初出誌「季刊歴史ピープル」'95陽春号一挙掲載、

  • こんな人になりたい。宮沢賢治の、雨ニモ負ケズを連想した一冊だった。こういう人好きだな。

  • 介子推が中国人に慕われている理由もわかる。作者の思い入れもわかる。でも何故か好きになれないんだよね。

  • 2008/7 再読

  • 宮城谷作品の中でも最も思い入れのある本。何故だかものすごく泣いた。

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著者プロフィール

宮城谷昌光
1945(昭和20)年、愛知県蒲郡市生れ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務のかたわら立原正秋に師事し、創作を始める。91(平成3)年『天空の舟』で新田次郎文学賞、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。94年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞、2000年、第三回司馬遼太郎賞、01年『子産』で吉川英治文学賞、04年菊池寛賞を受賞。同年『宮城谷昌光全集』全21巻(文藝春秋)が完結した。他の著書に『奇貨居くべし』『三国志』『草原の風』『劉邦』『呉越春秋 湖底の城』など多数。

「2022年 『馬上の星 小説・馬援伝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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